松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
ほのぼのタイム

今年第2回目の兄弟会

2006年8月2日

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2年に1度「兄弟会」を開こうということになり、今回が2回目です。

実家を守っている兄が、子供の成長や親の介護からも離れることができたことから、それぞれの兄弟が生活している街周辺をめぐる旅をしようということになったのがきっかけです。

1回目は、三男が住んでいる富山県砺波郡(現在の南砺市)で、その周辺を旅してきました。

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今年は兄弟では4番目の「私の番」ということで、息子に頼んで計画を練ってもらいました。そこで1日目は、熱海の旅館に泊まり部屋から熱海の花火を見ようということになりました。

各地から熱海まで来るのだからと、当日は旅館に集合です。我が家の行事には、子供も当然の顔をして参加するのが常。

当日、長兄夫婦は仕事が入り残念ながら参加できなかったのですが、10人が顔を合わせることができました。

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翌日は、熱海の旅館のすぐそばにある「起雲閣」というところに行きました。

ここは、最初から予定していたのではなく、三男が旅館の窓からその建物を見て「只者ではない」というので、まずそこを見てから行動しようということになったのです。

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1919年(大正8年)に別荘として建てられたものが、後に旅館として生まれ変わり、熱海を代表する宿として多くの文豪がここを利用したというすばらしいものでした。

志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、山本有三などがここを宿としたといいますが、暖炉があるすばらしい洋室は当時の作家にとってもここを宿にして原稿を書くのは一種のステイタスだったのでは・・・などと想像も膨らみます。

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せっかくですから、私たち夫婦もあやかって気分を味わってきました。

そのあとは、MOA美術館に行ってしばらく自由行動。私にとっても久しぶりのMOA美術館でした。

お昼は、真鶴で生ものをたべ、その後真鶴の先端を見ようということになり、傾斜を降りていきました。すると、そこに竹を削った筆で文字を書いている人がいて、おもわずその筆を2本買って来ました。

あんなふうに書けるようになるのかが疑問ですが・・・。

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それから、農業経営の手法として参考になるのでは・・・!というので、秦野の「地場サンズ」を見に行きました。

しかし、パソコンで生産者に直結しているシステムが見えなかったために今一、目的が果たせなかった感がありました。

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2日目の宿泊場所は、七沢です。なぜ、七沢かというと「小林多喜二が滞在して『オルグ』という小説を書いていた旅館」である「福元館」があるからです。

私の住む神奈川に兄弟を呼ぶなら、やはり「多喜二」が滞在して小説を書いたというこの場所を一緒に見ておきたいと思っていました。でも、息子にまかせっきりですから、一般客として旅館に到着しました。

しかし、「多喜二のゆかりの宿」とわかって予約していたことがわかると、そこの女将さんそして従業員の方々は大変喜んでくださり、心温まるおもてなしに本当に感謝!

私は、50数年生きて、こんなにきめ細かなおもてなしにあったことがありません。豪華な待遇とか、優遇ということではありません。「じゃあ、何?」と思ったら、是非宿泊してみてください。

2日目になったわが兄弟は、「見栄も外聞」もなく、思い思いの歌で自分たちの気持ちを時には肩を組んで歌い合いました。

翌日の朝食の後、女将さんから、この旅館で過ごした小林多喜二の話と当時の旅館の方々の献身的な対応をお話していただき、昨日からの温かい空気のわけがわかりました。

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旅館を後にして、自慢できるものは何一つない我が家へと向かいました。畑と大事な「猫」を見てもらいながらの歓談。

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こんな兄弟会となりました。過ぎてしまうと「あれもこれも」と見てほしかったことが次々出てきましたが、次回!

実質まる2日間のお休みをいただき、兄弟の親睦を持たせていただきました。


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