先日、国民健康保険税9.41%の値上げ案が3月議会に提出されることが分かりました。今回の値上げの理由は、6億円の赤字が見込まれるためといわれています。
こんなに「払いたくても払えない」人が出て、「保険証取り上げ」という制裁まで加えられ、病院に行きたくても我慢して病気を悪化させている人まで現れている国保税。
それでも赤字だといってさらに値上げをしようという、この「国保税」・・・。なんでこんなことになったのか、「国民皆保険」といわれながら、なぜ、病院に行けずに苦しんでいるのかーーを、考える必要があります。
今働いていて「国民健康保険」は関係ないと思っていても、仕事を辞めたら入る保険です。収入が少なくなって入る保険が、働いていたとき以上に払ってもまだ値上げされるこの「国民健康保険税」の仕組みを、人ごとにせず、国民全体で考えなくてはなりません。
国民健康保険は、最後の砦なのですから!
●国は国民皆保険の精神をしっかり守り、初めに設定した国庫負担金に戻すこと。
●自治体は国の負担を求めるとともに、住民の福祉を守るために、まずその不足分を自治体で支援すること。
今年度も、余った予算を「財政調整基金」に7億円、市庁舎建設などの基金に1億円強を積むことが示されました。さらに、決算時には不用額が数十億円毎年出ているわけですから、こんなに苦しい市民に使えないはずがありません。
平塚の市民の暮らしは、昨年よりも住民税が9億6500万円も減少するという、かつてない厳しい状況です。
社会保険は会社が半分、共済保険は自治体が半分・・という風に守られているのに、国が半分出していた国保だけ、国がその責任を果たさず被保険者に大きな負担を強いる「国保」は、国民皆保険の精神に反するものです。
早急に国民の命を守る観点から、国庫負担金をもとに戻すべきです。「払いたくても払えない国保」は個人の責任ではなく、国の責任です。
詳しくは「議員団ニュース」をご覧ください。
早朝配達のだいご味