子宮頸がんと乳幼児の細菌性髄膜炎などを予防する3種類のワクチン接種の公費負担がいよいよ本格的に動き出しています。共産党平塚市議団も、若いお母さんたちの願いを受け、これらワクチン接種に対し、公費助成を行うよう予算要望してきたので、嬉しい限りです。
12月議会では、このワクチン接種の準備として補正予算が組まれました。しかし、その後国の動もあり、平塚市の方向性を聞いてきましたので、お知らせいたします。
平塚市では子宮頸がんワクチンの実施は今年4月からを予定していて、対象は国の基準に合わせ中学1~高校1年生までを対象とし、無料に。
国の基準額では1回1万5939円であり、1人3回接種すると4万7817円かかっているものです。
また、ヒブ・肺炎球菌のワクチンはやはり今年の4月からの実施予定で、0歳から4歳(5歳未満と同じ)まで全額公費負担に。
また、ヒブ・肺炎球菌のワクチンはやはり今年の4月からの実施予定で、0歳から4歳(5歳未満と同じ)まで全額公費負担に。
ヒブワクチンは1回8852円(国が示した基準)で、2~7ヵ月までの子は4回接種、7~12ヶ月までの子は3回、1歳~4歳までは1回となっています。
小児肺炎球菌ワクチンは1回1万1267円で、ヒブ同様に、月齢によって接種回数は変わります。
7ヵ月までの小児がこの2つを接種したら8万円を超えてしまっていることを考えると、公費負担の要求は本当に切実です。
県内の動きを見てみましょう。
子宮頸がんの予防ワクチン
昨年秋に子宮頸がんの予防ワクチンを県内でいち早く実施した鎌倉市では、中学2・3年生を対象に3回接種。1回につき公費補助は1万2千円でした。今年2月半ばからは高校1年生も対象とし、無料となります。
大和市では、昨年10月から実施しており、 1回あたりの公費負担は上限1万5620円でした。
二宮町では、今年の1月から実施。対象は中1~中3まで。完全無料を実施したのは県内で最初となります。
横浜市も2月から中1~高1まで、3回の接種が無料に。
相模原市は3月から中1~高1まで、1回の補助の上限は1万5939円。
乳幼児のヒブ、肺炎球菌による細菌性髄膜炎の予防ワクチン
横浜市は、対象が生後2カ月から5歳未満まで。接種回数は月齢によって4回から1回で、2月から全額公費負担。
鎌倉市は2月中旬から0歳から4歳(5歳未満と同じこと)まで全額公費負担。
相模原市は3月から0歳から5歳未満を対象とし、無料化で進めている模様。
二宮町では1月から実施し、0歳から4歳までとし、月齢に合わせ4回から1回の接種、こちらも無料としています。
これらの補助の半分は国から出るとは言いますが、実は「半分×0.9」であり、適用は「接種にかかる費用」のみで事務費などは自治体もちです。もっと、国の力を発揮してほしいものです。