16日、私たち共産党市議団と高山(くらし・福祉相談室長)さんとで平塚競輪場の内部を視察してきました。
この日はF1が開催されていて、夕方まで12レース行われていました。
競輪場施設の耐震診断の結果、耐震補強、また一部に補修が必要であることを市は昨年7月に発表しています。
競輪場施設整備基金を使って、市の一般会計に頼らない改修をしていくということになっています。
昭和39年、42年に建設した建築物がどんな状態なのか、どこを改修するというのかを見てきました。
共産党議員団は、ギャンブルを自治体が開催するという競輪事業には反対であり、毎回予算にも反対しています。
そうした立場で、今回の改修工事をどう考えるか、そのためにはまず見ることが必要であるということで出かけて行ったわけです。
レースの区切りを見計らって、競技を行う樹脂加工したレーンを歩いて、補修個所を見たり、大型スクリーンの前を歩いて画面の質や観客席、人の目に触れない裏側の部分なども見て回りました。
H21年度、ここで働く従事員賃金の合計額は3億7092万円。「公営のギャンブル場などとんでもない」とはいえ、市内でも指折りの大手企業です。
ここには、多くの労働者が働いており、その人たちと入場者の安全はしっかり保障しなくてはなりません。
耐震補強ですむのか、改築しなくては駄目なのか。この判断をするための視察であり、細部まで入念に見せてもらいました。
テレビ画面で状況が一望でき、競技の勝敗や入場数などのデータが逐一送られてくる部屋で、公営事業部長から説明を受けました。やはり、想像で考えることと見るのとでは大違い。
今回の視察は、多くのことを考えさせられ、学ぶことも多くありました。