自治体戦略2040構想は、あまりにも広範な施策に渡って、国が地方自治体に縛りをかけ、国が進める方向に誘導する内容となっています。交付金は思った通りにやったらもらえるご褒美となってしまっている。政府が「民間活力の導入」といっているのに、自治体が自前でやると決めたら「国は補助金を出さないよ。」という。自治体のことを自治体で決めるとしっぺ返しを食らわせるのがいまの政府のやり方。
国の誘導に乗っかれば「インセンティブを与える」と露骨に鼻先に人参をぶら下げる。国民の税金が政府の言うことを聞かせる道具に使われることを、見過ごしていいのでしょうか。主権在民、住民自治が壊されていくことに異を唱える人が多くならないと、とんでもない方向に進んでしまう。
最近、自治体職員OBから「会計年度任用職員制度」の導入に「そんなことしていいのかねぇ・・。」と、懸念の声を聞きました。つい数日前には、10年以上前に退職された方から「龍城ヶ丘の問題さぁ、今は自然を残そうというのが時代の流れじゃない?松林まで切るって違うだろう。議会でも頑張ってくれないと!」とも・・。OBは本音で言ってくれる。今の職員も国の言いなりでなく、住民の声をしっかり聴いて、本当に平塚の将来に禍根を残さない方向を示してほしいと切に願います。
この写真は、道路の側溝のふたです。あまりにも「時代」を感じさせる珍しい形で、思わず写真に撮りました。これからもずっとこの場所で頑張ってほしくて、そこを通る度にじっと見入っています。