21日は平塚八幡山洋館でドイツのジャーナリスト村上敦氏の講演があり、出かけてきました。人間がこの地球で生き続けていくなら、当然やらなくてはならないことがある。しかし、実態は利便性や我がまま、欲望が優先し、それらが中心に回るから、本来の道から益々遠のいてしまう。それがエネルギー政策だと思います。近年、地球温暖化は加速的に進み、それに対し危機感を持ちながらも現状を変えようとしない。私自身も非常にまずいと思いながら、車がないと一日の活動が停滞することへの危機感が優先してしまっている・・。グレタ・トゥーンベリさんの素直な心が、こうした私たちに怒っているのです。
今回の企画は市民団体が主催したもの。環境ジャーナリスト村上氏をお呼びしてドイツの国としての環境政策と日本との違いについて、以前村上氏の講義を聞き感銘した市の職員からの市の環境施策への提言、一級建築士から見た平塚市の市営住宅政策への提言が発表され、とても画期的な内容でした。
議員が、市の職員の提言を聞く機会ってあまりありません。しかし、一番市のことが見えている職員からのポジティブな提案、専門家の観点から市の施策を見た発表、こうした取り組みこそが真に自治基本条例のいう「市民と行政と議会が情報共有して進めるまちづくり」であり、こうした取り組みがどんどん進められることが、大切だと実感しました。そして、こうした真剣な取り組みが国を変えていく力だと感じました。次回もぜひ参加したい企画でした。