昨日は神奈川県自治体学校がありました。午前の全体会では前川喜平氏の講演「安倍・菅政権における政と官」について、特別講演では横浜市保健師の田中美穂氏が「コロナ禍で横浜市の保健所はどうなっているか」について講演がありました。
午後からは分科会。8つの分野の中で、私は「環境まちづくり」の分科会で龍城ヶ丘公園問題について報告しました。
分科会が終わると、色んな方から声をかけていただき、励ましの言葉をいただきました。報告したことで色んなつながりができたことはとても収穫です。
同じ分科会では横浜市のカジノ問題、川崎市の鷺沼再開発問題が報告されましたが、共通することは、今、行政が国の圧力にがんじがらめにされているということ。
本来の自治を取り戻すには国との闘いであり、政治を変えなくてはならないと痛感します。だから、多くの行政職員は、矛盾を感じながらも理屈にならない理屈を並べて市民と対峙しなければならない。
自治体学校の参加者には元行政職員が多く、「公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者であってはならない」、「行政の仕事は住民の福祉の増進にある」この基本に立って仕事をしてきた人たちです。そうした方々と話をすると、今の自治体の動き、職員の動きに対し、歯がゆい思いを持っていることがよくわかります。
前川喜平氏は、財務省の森加計問題で文書の改ざんを命ぜられ、苦しんでなくなられた赤木俊夫さんは「私の雇い主は日本国民だ」と話していたことに触れ、公務員の仕事の重さを語られました。