今日は憲法記念日、日本国憲法が施行されてから76年を迎えました。
改憲に躍起になっている自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党の4党による衆議院の憲法審査会では、いま、大規模災害や戦争などの緊急事態によって選挙の実施が難しい場合に、国会議員の任期を延長できるようにする規定を憲法に設けるべきだと主張し、集中的に議論を重ねています。あの手この手で憲法改定の理由をつくろうとしています。
しかし、立憲民主党は、緊急事態を巡っては参院緊急集会で対応可能との立場をとりながらも、緊急集会で対応できないと明確になれば、議員任期延長も議論すべきだとの見解を示していますが、日本共産党は改憲を前提にした憲法審査会の開催自体に反対しており、政府の反撃能力(敵基地攻撃能力)保有は9条違反という立場です。
そのうえで、「緊急事態」も「期限」も時の政府の「感じ方・目論見」で自由に操作でき、権力の乱用の危険性が強いことから、これには反対しています。
憲法制定時に、こうした事態のことを明記しなかった理由にも、それを書き込めば必ずそれを権力側が利用しかねないからとしていたといいます。憲法策定時に「権力側」の思惑を見ぬいて緊急時であっても国民の意志による「選挙」を重視したことは重要です。
こうした中、佐賀新聞の記事 「新型コロナウイルスやウクライナ侵攻は国民の不安を募らせる。だが、必要なのは、不安に乗じるのではなく、国民の権利を守る冷静な議論だ。」というところに注目しました。
憲法記念日 理念を空洞化させるな | | 論説 | 佐賀新聞 (saga-s.co.jp)
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1029933?fbclid=IwAR1u0NiOp79eW2zDq_b0HusW0co-
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