「まずは新年のご挨拶を」と先ほど掲載しましたが、元旦の午後4時過ぎに起こった石川県能登における大地震ですっかり正月気分がふっ飛びました。またその被災地支援に出かける飛行機が旅客機と衝突するという悲劇!
なんという年の始まりでしょうか。
この能登半島地震で輪島港では1.2mの津波が押し寄せ、新潟沖では漁船が何隻も陸に乗り上げているのをテレビが放映していました。
今、自然災害はどこにどう起こるか、まったく想定できません。とっさに「もし平塚海岸で起こったら!」、・・・すごい危機感を持ちました。
今ある自然、しかも日ごろ住民の生活を守っている樹林帯を伐採するということは、あまりにも無謀としか言えません。
海岸樹林は「地域の景観」の域を超え、海岸で発生する様々な自然現象から住民を守るものであることを忘れてはいけないと思います。「切ってから気づいた」という政治は通用しません。
地球温暖化による想定外の現象が次々起こっている今、「市民が喜ぶ場所を」ということで海岸樹林を切ってしまっていいのか考え直すべきです。
市は「全部切るなど言っていない」といいますが、海岸に一番近い背の低い「犠牲林」を残して「整備前と同等以上の飛砂防備機能を有する」としています。しかし、今の樹林帯は「飛砂」だけに対応しているのではないことは周知の事実です。元旦に改めて、自然災害を軽視してはならないと思い知らされています。