6月1日は龍城ヶ丘プール跡地の公園整備についての説明会がありました。最終的にプランが確定したら市長が説明会に出席するとしていた「説明会」の開催です。
しかし、その説明会は、地元8つの自治会の住民のみ、100人以内。市が指定したQRコードとURLから、数日間のみ申し込みが可能という、極めて、限定された説明会だったのです。同じ海岸沿いで細い道1本隔てても8つの自治会でなければ申し込みは不可。市のホームページにも掲載されず、地元自治会の回覧板で回覧されただけ。うっかり見過ごしたり、QRコードをコピーしておかなければ申し込めません。自治会に入っていないマンションの住人などは、すぐそばに住んでいても説明会があることも知らないまま。
スマホで読み取っても自分のスマホのパスワードを入力するなど、ややこしい作業が必要で申請できなかった人もいたようです。会場には「申し込めなかったけど、100人に満たなかったら入れさせてほしい」という人もいましたが、申し込んでいない人はダメと断られ、妻が申し込んだが来れないので夫が来たという人も不可とされるという、とんでもない説明会でした。3月議会で、「・・何が大事かと。地域の住民の方が一番大事で、重んじるべきものだと思います」と言っていた議会答弁は何だったのか。
地元の方が最終的に何人の申し込みがあったかと聞いても「100人にはなっていない」というのみで、何人かはすぐにわからないと答えなかったといいます。しかし、このSNSでの申し込みは24時間申し込めて、どこの住所からの申し込みかが分かり、ダブりがないので先着順に何人になったかわかりやすいということを理由にしていたことからすれば「今何人かすぐに出ない」はずもありません。
最終的に当日70数人だけの参加だったことから、「地元で再度開催してほしい」という声にも「市民のための公園であれば他の場所での開催もしてほしい」の声にも「やるつもりはない」と一蹴。
会場からは「入場制限をして、(会場にはまだ空席があるのに)なぜ会場に市民を入れないのだ。平塚市はこんないいものを作るんだから、どうぞ聞いてくださいという発想がなぜないのか。だからこんな一方的な企画を作るんだ。」との声もあったといいます。
いよいよ7月から工事着工というのに、工事内容の具体的な説明もなく、これまで言ってきた公園整備の内容に終始した今回の説明会。地元の人は、子どもたちの安全の観点からも、土盛りの土の搬入路や何トン車が1日に何台通るのかなど、詳細な説明が知りたいのではないでしょうか。そこまでいかないうちに一方的に「時間が来ましたので、これで終了します」では、すまないのでは?