毎週発行している議員団ニュース、今回は1266号を掲載します。
平塚市では、提案型のネーミングライツを導入しようとしています。ネーミングライツとは、市の施設などに企業名や商品名などを使った「愛称」を付ける権利を与え、3年以上の期間契約でネーミングライツ料をもらう手法です。大きくて有名なものでは「味の素スタジアム」がありますね。地方自治法では、命名権売却は「公有財産の処分」にあたらないことから、議会での議決はいらないとされており、現在平塚市でもスポーツ施設5か所にネーミングライツを導入しています。(議員団ニュース参照)
今までは、市が施設を指定して、企業側にネーミングを募集していましたが、今度は施設も企業側が選択できるようにするというものです。ネーミングライツの手法は全国で始められており、中には「公共施設の名前が短期間契約でどんどん名前が変わって、施設の名前に愛着が持てなくなる」、「税金で建てたのに、公共というイメージが損なわれる」、「契約金額が高く、契約するところが出てこない」などという問題も出ています。今後、長年地域が管理し愛されている公園の名前が企業がお金を出すことになり、名称変更ということも起こってくることが懸念されます。