平塚市では、昨年12月に平成21年度~23年度までの 高齢者福祉計画(介護保険事業計画 第4期 )の素案を発表しています。
そこでは、平塚市の人口は平成22年度にピークを迎え、その後ゆっくりとしたペースで減少に転じると推計しています。平成19年度の人口は26万419人、高齢化率は19.6パーセントでしたが、平成26年度には26万1813人になり、高齢化率は23.7パセントになるだろうと想定しています。
特に平成25年あたりから団塊の世代が65歳以上の仲間入りをすることで一気に高齢者人口が多くなると予想されています。そうした中、平塚市の特養ホームへの待機者は平成19年10月に906人、平成20年4月は878人、平成20年10月には873人だということが議会で示されました。
平塚市はそうした待機者解消の対応を県と協議してきた中で、ようやくここで進展が見られ、今年2月に大島に入所定員70人の特養ホーム「ふじの郷」が開所しました。
5月には、岡崎に「ひだまりの丘」(入所定員70人)が開所する予定となっています。しかし、これではまだまだ待機者解消とはならないため、さらに次期計画に2百数十床を予定しているとのこと。
家庭で介護をしていても、何か突発的なことが起こったときに即対応してもらえるショートステイは必要不可欠。そのためにも、早期の施設増設が待たれます。
5月開所予定の「ひだまりの丘」