角田英昭氏を講師に招いての学習会は、1つ1つの施策で議論するものでなく、国主導で進められている大きな流れの中の1つ1つであること。全体がどう動いているかを広い視野で把握することが重要であるという点で、とてもすっきりとわかりやすいものでした。
全国で1970年代から1980年代にかけて整備された公共施設が老朽化していること。人口減少という将来像。自治体財政の悪化(高齢化と子育て需要の増大など社会保障経費の増大)。こうした中で公共施設の統廃合・再編を行う公共施設等総合管理計画が国主導で急ピッチに進められていること。
こうした中で、住民の生活をどう守っていくのか。実際に「国主導じゃしょうがない」と言っていられない生活に切実な問題が次々と起こってくる。これに対応していくには、地域の実態、住民の声、国の動き、自治体の考えなど、様々な情報を得ながら進んで行くことが重要であること。
こうした問題を多くの人が共有し、みんなで考えていく仕組みをつくっていくことが大切だと実感しました。今回、「ParkーPFI」の問題をきっかけに、大きな観点から考えていくことの必要性を共有できたと思います。