4月15日夕方、勤め帰りや、下校途中の学生たちが行き交う平塚駅北口で、恒例の憲法改悪反対の署名活動を行ないました。
日本が大きな転換期を迎えようとしている今、「平和を守れ」「二度と戦争をする国にしてはいけない」と訴えました。
いま、日本の憲法を変える動きや、歴史教科書では、日本がかつてアジアに攻めていった戦争への責任をうやむやにして歴史を歪曲する内容の教科書が選ばれる中で、アジアの人々は日本の動きに敏感になっています。
平塚の日本共産党市委員会では憲法改悪反対の署名行動を、日本政府が強行に憲法を変えようと策動をはじめた昨年秋から毎月行なってきました。
ここにきて、中国では反日運動が一段と激しくなっています。なぜこんなことが起きてしまったのか日本政府は胸に手を当てて、政府のとっている態度を反省すべきです。
しかし、暴力で訴えることは、どんなときでも許すことはできません。今中国の一部の国民がとっている投石や、中国にいる日本人への反感行動は絶対やめるべきであり、中国政府は強い態度でのぞむべです。
そして、中国ではなぜあのような反日運動がエスカレートしているのか日本人として改めて考える必要があります。
かつての日本が行なった蛮行は60年という歳月を経てもなお、世界各国で根強く受け継がれているのです。当の日本が過去のことだといって、そっぽを向くことはできないのです。
どんなに時が過ぎても、自分たちがやったことでなくても、かつて日本が行なったことはしっかりとした認識を持った上で世界・アジアの国々と対応すべきと思います。
今の若い人の中には、「過去のことにいつまでも縛られて肩身の狭い思いをするのはいやだ、自分たちとは関係ない。中国はいつまでも過去のことを引っ張り出して文句を言うのはおかしい。」という人もいます。
「自分たちがやったことではない。いつまでも言われたくない」この思いはわかります。でもこの日本に生まれた以上、日本の過去をしっかり認識した上で世界と向き合うことが大切ではないでしょうか。
今日の署名行動で、日本に留学しているアジアの男性にお願いしたら、すんなり署名してくださり、日本の国の動向は気にしている主旨の会話をすることができました。
その隣にいた学友でしょうか、日本の学生にお願いしたら「僕は日本人です!」「どうお考えですか?」「何で言わなくちゃいけないんですか、別にいいじゃないですか。」と請合ってくれませんでした。
これが日本の若者とアジアの若者の気持ちの違いかな・・・と、感じた行動でした。