地域で活動しているいくつかの政党は、選挙前というと決められた期限までにポスターの張替えや証紙ポスターの設置など、地域の有権者にアピールするための仕事に汗を流している。その代わり、地域のお困りごとや市民の声を行政に届け、署名を国に上げ、お互いの信頼関係を作って活動している。ところが最近ネット社会になるにつれ、地域では全く姿がなく地域への貢献もない「政党」が耳障りのいい政策を並べて票を獲得してゆくことに違和感を覚える。
地域で顔が見える政党は、政策と違う方向に進めば地域での信頼を失うが、地域に顔が見えない政党は、政策の裏の「本音」で動き出しても責任を取ることもない。
ネットの伝達力と効果は抜群の力を持ち、その重要性は十分認識しているが、今の社会、ネットに掲げた「端的でわかりやすい言葉(キャッチフレーズ)」だけで社会がいい方向に回ってゆくような単純な社会ではない。それを進める過程、進め方が全く示されない言葉を信じることはとても危ない。
地域で汗を流しながら、市民に顔を出し、政策論争しながら進めることが本当の政治の姿だと強く感じながら、今日も汗をふきふき動きます。
田んぼの苗も青々としてきました。
