先日平塚市内で、まだ新しい大型4トントラックが夜中に盗まれました。警察に被害届を出し、調べている最中に、同様に被害を受けた人から連絡がありその人の車は発見されました。
その連絡してきた人も、4トントラックを盗られてしまったのですが、GPSをつけていたので持っていかれたところが追跡できたのです。
追った場所は、高い塀で目隠ししていて一般からは何をしているところかわからないようになっています。はしごをかけて中を見ると、なんと自分のトラックは無残にも解体され、そのそばには今回平塚で被害にあったトラックのヘッドも転がっていたのです。
その人が急いで警察に連絡をすると、警察はパトカーのサイレンを鳴らして現場に来たため、塀の中で解体をしていた外人グループはあっという間に逃げてしまったといいます。
私は調査が終わった数日後、警察立会いの下に平塚の被害者と、解体され ただの部品の山となったトラックを引き取りに現場に同行しました。
大事な稼ぎ手であったトラックの無残な姿。しかし、1個1個はすごい重量のためクレーンを使わなければ動かすこともできません。
昨年も平塚市でトラックの盗難があり、やはりこの場所から発見されたと警察では言っています。
それなのになぜそのまま営業できたのでしょうか。土地を管理して貸している者、盗んで運び込む者、解体する者、運び出す者、その調整役をしている者とそれぞれ任務分担をしているので捜査が難航しているといいますが、被害者からすれば生ぬるさを禁じえません。
今回は同時に2台のトラックが盗まれ、ここから発見されたわけです。16日には埼玉県でも4トントラックが2台盗まれたと連絡が入りました。一連の盗難と同様のH・15年製のトラックです。
この場所から積み出すはずだった大型コンテナには、発電車のタイヤらしいものが多数放り込まれていました。これも何かありそうです。
どこの中小企業も経営が厳しい中無理してもトラックを購入し、そのトラックが稼いだ分から借金を返しています。
大事な稼ぎ手を盗られ、ローンの残債を払わなくてはならない経営者の苦労は並大抵ではありません。早い解決を強く望みます。