8月16日、平塚市総合公園の大池のまわりで「市民平和の夕べ」が行われました。
平塚には、昭和20年7月16日の夜中に大規模な空襲を受け、300人以上の市民の尊い命が奪われ、市街地の約7割の家を焼失するという悲しい歴史があります。
一人でも多くの市民に参加してもらい、市民とともに平和の尊さ、大切さを知ってもらおうと毎年、平塚市の平和推進事業の一環として行われているもので、今年で16回目となります。
開会にあたり、大藏市長は「二度と戦争がおきないように」と平和の尊さ、戦争の悲惨さを語りました。
会場では、来場の市民が折った折鶴をボードに貼って、「平和」の文字の入ったすばらしいパネルが作成されていきます。
県立高浜高校の生徒による「コーラス」や、アニメ映画、アイ・ラブ・ピースの参加団体による「核兵器廃絶署名」や募金活動も毎年行われています。(このとき、急な大雨により、画面がぼやけていることをお許しください)
そして、このような悲惨な戦争が二度と繰り返されぬよう、当時お米が手に入らず毎日のように食べたという「すいとん」の試食会もありました。
当時の食糧難のときのすいとんとは大違いの、「おいしい(!)すいとん」は来場者の大人気となっていますが、どうか、だしも効いてなく団子の粉も粗悪な粉だったことを「想像」しながら、食べていただきたいと思いました。
そして、戦争でなくなられた方々の無念な思いを弔い、一人ひとり灯籠に願いをこめて流しました。
日本が二度と戦争の惨禍を受けることのないように、世界中から国の思惑や宗教の違いで人と人が殺しあう戦争がなくなりますように。