松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

イノシシ被害に、平塚市も檻を購入

2006年10月21日

それぞれが自衛策

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イノシシによる農作物への被害が広がる平塚市・大磯町の高麗山周辺の問題について、平塚市とJA湘南、大磯町、二宮町との協議会が19日に行われることになっていました。

しかし、イノシシの出没は毎日の事、農家の方々は市や農協の対応を待ちきれず、被害の拡大を食い止めようと自衛策を講じています。

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上が開いている檻を自分で作って設置してみたり、テレビで見た針金を曲げる方法を試してみたり、大きな穴を掘って、餌をおいてみたりと、それぞれに工夫をしています。

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針金を手前に曲げたものを設置したら、さすがにそこの作物は荒らされない代わりに、違う畑や栗がやられていることがわかり、被害は拡大する一方です。このようにイノシシの足跡は畑のいたるところに見られます。

ようやく協議会が開かれる

19日協議会が開かれ、平塚市が2基購入することになり、ようやくその準備が始まりました。

この間、大磯町では4頭の子イノシシに続き、10月に入ってから1頭、さらに今週に入ってからも2頭が檻にかかったことを受け、檻の効果が確認できたとして、同じものを設置することになったといいます。

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今回のイノシシ被害については、ずいぶん前から「声」として農協を通じて出ていました。

にもかかわらず、ようやく10月末にきて動きが出たということを見ても、行政の対応がいかに現場や当人の身になったときに歯がゆいものであるかということを実感しました。

私たち議員をはじめ、行政がいかに「その人の気持ちになって考える」事が重要であるか、改めて考えさせられます。今回の件では、イノシシにとっては本当に気の毒です。

しかし、猪突猛進といわれるイノシシに小学生や若い女性が犬の散歩で遭遇したり、多くの人が目撃しており、民家の周辺まで餌を求めてきていることを考えると、これ以上農家の方々に多大な迷惑をかけることや、人への被害が起こらないうちに対策を講じることはやむを得ません。

だから、檻を仕掛ければOKというわけではなく、いつ出てくるかわからないイノシシから住民の方々を守る対策は、今以上に求められます。


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