松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

29日の大雨で、東部ポンプ場周辺道路冠水、床上・床下浸水、車の被害多数!

2007年8月6日

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29日夜の落雷を伴った大雨は、平塚市内各地に様々な被害をもたらしました。

競輪場そばの夕陽ヶ丘では、マンションが床上まで浸水し、住民は夜中に近くの公民館や実家へと避難しました。

住民の方はその時のことを「大量の水が一気に押し寄せ、家具がぷかぷかと浮いていた」と語っています。

これで「災害に強いまちづくり」!?

床上浸水の被害にあった方々は、それぞれに避難しましたが、近隣に親戚もないという人は公民館にお願いして身を寄せていました。

一夜明けた30日の午前、須賀公民館に伺うと、避難した家族はこれからどうしていいのかと途方にくれていました。

今回、被災者の方々を回って行く中で、平塚市の被災者に対する意識(心)の問題が非常に気になりました。

まず、防災課に市内の被害状況を聞いても、「企画課が把握しているので、詳しいことはわからない」という。企画課はマンションが浸水被害にあったことは把握しているが、翌日になっても市からは被災者や現地の様子を誰も見に行っていない。

公民館に避難した人は、水に浸かった家財道具をとりあえず部屋の高いところに持ち上げ、電気も水道も不通になって住む事ができないからこそ避難したのです。それを「自主避難だから」といって、食事の手配もありませんでした。

浸水した家を片付けなくては腐ってきます。しかし、市から衛生上の注意もありません。こちらから市に質問すると、環境業務課が管轄だといわれ、そちらに問い合わせると「床下浸水の場合は消毒できるが、床上浸水の場合は薬が強いのでできない」とのこと。

床上浸水こそ生活する上で一番消毒が必要なのでは・・?というと「詳しくは保健所が管轄ですので」というのです。

被害にあった人は自分のことで精一杯です。市に報告することすら知らない人もいます。だからこそ、被害の通報があったら市の職員はまずそこに走り、状況を見て何が必要かを把握し、市民の多様な生活支援とともに心の支援が必要なのです。

今回の市の対応に対し、市民から強い反発の声が上がっています。そして、何が原因でこうなったのか、これから被災者はどうしたらいいのか説明をしてほしいと強く要望しています。

そのとき 東部ポンプ場が稼動しなかった!?

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夕陽ヶ丘周辺の方々は、大雨が降った29日夜8時半過ぎから道路が冠水し始め、9時過ぎには腿の部分まで来たといいます。落雷があったあと急激に水かさが増えたと地域の方々は証言しています。

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下水道課は「落雷などで停電しても、自家発電に自動的に切り替わるから止まることはない」と説明していますが、市民は夜中に職員があわただしく動いていたことや、「しばらくポンプが稼動しなかった」という現場の職員の声も聞いているのです。

周辺の道路も異様に隆起し、マンホールはいびつに変形し、明らかにウォーターハンマー現象が起こったと思われます。

二度と繰り返さないために原因をはっきりさせることが重要です。ポンプ場は今まで職員が24時間体制で配置され、緊急時の対応に備えていたのに、行革の名の下で人員削減され今では無人となっています。

今回は大雨による冠水というだけでなく、人員削減による手当ての遅れが、ことを大きくしてしまったのではないかと指摘する人もいます。

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被害にあった建物には、浸水したあとがくっきりと残っていました。


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