あたり一面が黄金色に染まり、ところどころでちょっと遅めの彼岸花が赤く咲くのどかな季節となりました。いよいよ稲刈りの時期です。これは我が家の畑に咲いている彼岸花です。
平塚市の寺田縄周辺でも、先週頃からあちこちで稲刈りが始まりました。台風による被害もなく、今年も順調に実リました。
私にとって、「稲刈り」は秋の大イベントなのです。子供の頃、農業を手伝ったことがある私にとって、この時期を黙してすごすことはできません。
稲刈りの時期には、空気全体に稲穂の匂いが漂います。コンバインでもみにする作業や稲の束を切るときに、稲の持つ独特のにおいが辺り一面に発散されるのです。これがたまらなくいいのです。
農家の方々にとっては、米作りにかけてきた半年間の苦労の集大成です。ところが平塚市でも年々米作りをやめていく農家が増え、これからの「日本の主食」を考えると気が重くなってしまいます。
日本人が食べる主食を作ること。こんな大切な仕事が「やっても食べていけない」、「夢をもてない」という日本の農業政策は間違っています。
政府は「食育」を重んじた教育をしようと言い出しています。食育を唱えるなら、まず農業、漁業、畜産業を重んじるべきですよ。
国民の食料をいかに自国で賄えるか、これが国を守る一番の施策ではないでしょうか。
平塚の農業がんばれ!日本の農業がんばれ!