10月14日午後から、念願の稲刈りが行われました。6月17日に植えた稲がようやく実り、約4ヶ月間かけて収穫の日を迎えたわけです。はっぱ会の会長さんが挨拶をされ、稲刈りに際しての注意事項が告げられました。
その後早速、実った田んぼ目指して進みます。農道はあるけれど、日ごろ歩けないところを歩いてみたいもの。みんな、刈り取りが終わった田んぼを踏みしめてみました。
実った、実った!!黄金色の稲穂がゆれています。はっぱ会の方々が、すでに稲刈りがしやすいように、端を刈ってくださっていました。
稲刈りの仕方を説明していただき、まずはお手本を。
さあ、一人ひとり鎌を手に、稲刈りが始まりました。私も、「・・ん十年ぶり」に稲刈りガマで稲を切る感触を味わいました。数十分の作業でしたが、じっと腰を曲げていると、ジワッと腰に負担を感じます。
昔はこうして毎日まいにち朝から日が暮れるまで稲刈りが続いたことを思うと、昔の農家の方々の苦労がしみてきます。
収穫時は、集中的に作業が行われるため、昔は家族総出で働いたものです。
そして、その頃も子どもたちは、こうして大人が働くそばで、遊んでいたものでした。今回「体験隊」に参加した子どもたちが、特別に味わえた貴重な遊びです。
稲刈りの作業と並列して、コンバインでの脱穀が行われました。田んぼの中で、稲は「わら」と「もみ」に分かれていきます。わらは細かく切ったり、そのまま束ねて田んぼに立てかけて置かれました。
穂を大事に拾う人。
きれいに刈ったつもりでも、稲の穂があちこちに落ちています。若いお母さんに、「落穂ひろいをする?」というと、「ああ、ミレーの『落穂ひろい』って、こういうことを言うんですか!」と、実感したようです。
お米のリースを作る人。皆な、一本の稲も惜しんで拾っていました。
作業が終わると、はっぱ会の方がサツマイモをふかしたり、焼いたりして振舞ってくださいました。皆、明日手にするお米を期待しながら、稲刈りの労をねぎらいました。