松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
議会の取り組み

市長のマニフェスト 忘れてはいませんか

2011年6月17日

今日、渡辺団長が総括質問しました。その中で、「災害時には炊き出しセンターの機能も持つ“自校式の中学校給食”を進めるべきではないか」と質しました。

しかし、今日の落合市長の答弁は「教育分野では他にやるべき課題が沢山あり、中学校給食は喫緊の課題ではない。災害時の炊き出しは別の方法でもできる。」というものでした。

 これには、他会派の議員からも批判の声が上がっています。落合市長は、選挙の時に「生活しやすさ NO.1をめざして」と称し、「動かせ、平塚 1461  落合かつひろのマニフェスト」を掲げました。

そこにはこう書かれているのです。

豊かな心を育てる学びの場
平塚の明るい未来を作り上げていくのは、子どもたちです。人は一人では生きていけません。それぞれ違った境遇のすべての人たちと暮らし、ともに生き、よりよい社会をつくりあげていかなければなりません。豊かな感性と優しい心を持った人づくりが不可欠です。
 安心して安全に、そして大きな夢や意欲を持って学校生活を送っていくためには、子どもたちを取り巻く教育環境の充実が欠かせません。
 今、学校現場では、先生方が課題を抱えた子どもたちの対応に追われて、子どもたち一人ひとりと向き合うことができません。例えば、サンサンスタッフ(学習支援補助員)は、
各学校に平均2人づつで、時間も限られています。学校現場のマンパワーを充実させ、きめ細かな教育を実現します。

◇教育環境を充実します
• 体育館を含め、すべての小中学校の耐震補強を2年以内に完了させます。
• 米や野菜、魚や肉など、学校給食の地産地消を拡充します。
• 中学校の給食実現のために、より良い方法を研究、検討します。
• エアコンを小・中学校の各教室に、順次設置します。
• 学校のトイレを洋式トイレに、順次改修します。
• 国の「幼保一体化」(幼稚園と保育園の一体化)を踏まえ、市立幼稚園でモデル事業を実施します。

落合市長が中学校の給食実現のために、より良い方法を研究、検討します。と謳っているからこそ、その実現のために質問をしているのに、中学校給食は喫緊の課題ではないという言葉が出たことに驚くと同時に、怒りさえ覚えます。
 落合市長のマニフェストは、数を揃えただけで、まったく心が入っていないということです。自ら掲げたマニフェスト87項目の1つですから、せめて「様々な課題があり、厳しい中ではあるが、私も同感であり、研究・検討を進めていきたい」というならまだしも、「喫緊の課題ではない」とは!
 5月2日の「市長就任の記者会見」で市長は「87のマニフェストという形であげさせていただきました。これは市民の方とのお約束ですので、これにがんじがらめに縛られるということは考えておりませんが、でも約束という形の中では、しっかりと方向性を持って取り組むことをしていかなければなりません。」
と言っているのです。
「中学校給食実現」を公約したこと自体、忘れてしまっているのではないでしょうね。「マニフェスト」ってそんなに軽いものですか・・。

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今の時期、まばゆいほどに咲いているキンシバイ(総合公園にて)


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