これまでの2期8年間、本当に多くの方々からご相談をいただき、その問題解決のために働いてきました。
その中で、行政のあり方に問題を感じることもありました。また、法や条例にも引っかからない「はざま」に置かれ、本人達だけが苦しんでいる問題にぶつかって、要綱をつくってもらい、さらにその後、条例に盛り込まれたものもありました。
今回の大震災では、多くの方々の犠牲を私たち自身の問題としてとらえ、最後まで復興のために物心ともに応援して行く所存です。そして、この大震災は、私達に改めて命と暮らしを守るための大きな課題を投じました。その警鐘にどう答え、どう問題を解決していくのか、これから始まる平塚市議選はそれに答えるものでなくてはなりません。
私達は、この東日本大震災を教訓に、日本の防災対策、エネルギー問題に対する考え方を根本から見直す必要性が高まってきました。そして、地域の避難所が、地域の区割りなどで形だけ整え、現実的でないものをそのまま踏襲して来た処など、改めて行政からの「指定」でなく、地域に住む住民が納得いく避難所、「ここなら」と安心できる避難所を作っていく必要性を感じています。
また、今回のような大地震が起これば、地域全体の電気が使用できなくなること、交通網や道路の分断は当然あり得ることでありながらも、電気による資機材での連絡体制であったというように、私達は「想定以上」とか「想定外」と表現してしまうが、こうした結果をみると、実はそこまで考えなかった「怠慢」と言われても仕方がないと痛感しました。
今日も「栃木県南部」で震度5強の地震がありました。これは東日本大震災の余震とは違うとも言われ、これからの防災はとりわけ重要課題です。行政・専門家・市民が一緒になって知恵を絞り、住民本位の「安全」の確立を目指していくことが必要です。
各部・課から次々と出される計画やその改定版、条例改正、施策の数々をしっかりチェックし、市民の安全・安心を担保するには、議員の責任は非常に重いということを、2期を終わろうとする今、改めて実感しています。
市から出される資料の量を考えると、安易な議員削減はチェック機能が果たせない、と同時に、何でも「異議なし」「賛成」は本当に大丈夫?と感じます。市民から信託されることの重みと責任を改めて重く受け止め、これからの選挙戦に突入していきます。
そして、「行政に福祉の心を」を改めて訴え、市民と心の通う平塚市政を目指して頑張ります。
はたの君枝元参議院議員も応援に駆けつけてくださいました。