あるゴミ集積所は、いつもゴミの日でなくてもゴミが置かれています。しかも網かけされていないため、カラスが食い散らかし、風で舞い・・・、面している道路も横の駐車場も用水路もゴミだらけ。毎日ゴミだらけだから、皆またゴミを捨てていく。
先日そこを通りかかったら、尋常ではない!カップラーメンの食べ残しはひっくり返り、麺がコンクリートにベッタリとくっついて、さらにカラスが食い散らかして、無数のお菓子の空袋や外食した残骸が風で四方八方広がっていたのです。
いつも、駅西口でたばこの吸い殻拾いをするために車に積んでいるゴミ用の「トング」を持ち出し、拾い始めましたが、トングごときではダメ。ご近所に聞いて回ったけれど、みなさん、「やってもやっても・・・」という思いか、あきらめムード。
まずは、こうなることを防がなくては・・。急きょ、市の環境業務課にお願いし、ゴミ集積所用の網をお願いしました。
場所がら大きい網が必要だというと、特注予約でしたが、数日後に「できましたよ」との連絡をいただき、早速党の仲間の人とその場所に行ってとりつけました。
そして、相変わらずの散乱ゴミを2人で拾い始めると、今回で2回目の対面の人が「ありがとうございます。前私が越してきた頃は、こうして網があったんですよ。いつの間にかなくなったんです。」とにこやかに会話。
広い駐車場にも、コンビニのお弁当などを食べて捨てたビニール袋、飴やお菓子の袋はおびたたしい数、溝には良からぬ(?)DVD、週刊誌が水でびしょびしょになって捨ててあり、草むらには自転車が2台捨てられて・・・。
この際、「一度徹底的にきれいにしておこう」と大きなゴミ袋をたっぷり用意して、缶・ペットボトル、燃えるごみに分けながら拾っていると、次々と子供さんやお母さん、おばあちゃん達が袋を抱えて出てきてくれました。
「嬉しい!嬉しい!ありがとう・・!あ、お母さんも・・、ありがとうございます!」思わず、こちらがお礼を。まだ若いおばあちゃんも「こんなにきれいになるとありがたいです。ちょっとやったくらいではどうしようもなかった・・・。」と喜んでくれました。
子どもたちも「たばこの吸い殻とお菓子の袋がいっぱい・・。」と、改めてゴミの種類に気がついたようです。
みんなやっぱり気にしてたんだ!「自分だけがやっても・・」と思っていた人も、「誰かがやっていたら自分も!」という気持ちになってくれたことが嬉しい。これからは私もここの一住民のつもりで、「見苦しい場所からの脱却」に努めたいと思います。