平塚市食肉センターは、畜産業の振興、生鮮食肉の安定供給という役割を担って、寺田縄に建設され昭和40年から業務を行って来ました。
しかし、病原性大腸菌O-157の発生等により「と畜場法施行規則」が改正され、施設改善が求められたことから、神奈川県、厚木市、相模原市、平塚市の食肉センターを統廃合して、平成14年に厚木市に近代的な「株式会社神奈川食肉センター」が建設されました。
ようやくこの跡地の建物撤去作業も終わり、市街化区域に編入され、西側の半分は宅地に、あと半分の東側は地域の公園にするということになりました。
7月に地域の各種団体や公募者による住民参加の「公園づくりワークショップ」が立ち上がり、「どんな公園にしようか」と みどり公園・水辺課の職員の支援を得ながら、意見をまとめる作業をしています。
寺田縄から市会議員として選出していただいている出村議員と私も参加し、住民の皆さんと共に作業を行っています。
第一回目の7月24日は現地調査を行い、第二回目の8月28日は、4班に分かれてまっさらな地図に「公園のゾーニング」を行い、発表しあいました。
もともと、公園予定地が2つに分かれた土地のため、ゾーニングもおのずと4班とも同じ感じになっていきました。
早々に公園の名前まで「わが班の案」として出してくるところも・・。みんなやる気満々です。
ここが畜産振興の場だったことから、今も立派な「畜霊塔」があります。ここが閉鎖してからも毎年、食肉業者の方々が集まって「畜霊祭」を行っています。家畜への感謝を込めて、霊を慰め畜産振興の願いを込めてお参りしているのです。
私たちにとって大切な場所であったことを忘れずに、これからも公園として生まれ変わっても、公園の守り神としてみんなで大切にしていきたいものです。
次回はいよいよワークショップの最終回です。