金田の地域では、6月の第一週に田んぼに水が引かれます。金目川から水を引く地域は、土屋、金目、金田、旭、岡崎の一部といわれ、上流から先に水を引き込むため、金田は6月になります。
昔は雨が降らず、干ばつになると、各地で水争いが起こったといいます。川下である金田地域では、川上の金目に水門を閉めてもらいに頼みに行ったり、日ごろから水利役員を接待したり、温泉旅行に招待したりして水利に便宜を計ってもらうために、良い関係を保つ努力をしてきたというのを、金目川の歴史で読んだことがあります。
(写真:ひたひたと水が引かれる田んぼに夕日が映ります)
水を確保するには、昔も今も川上の方がやはり有利ではありますが、今は、毎年水を引く日程が決まっていて争いごとなどありません。金田では、水が溜まったところから、随時田植えが行われているところです。
来週は、花菜ガーデンそばの田んぼで、今年応募した「米づくり体験隊」の田植えが行われます。今年は、花アグリでの「米づくり体験隊」だから、申し込みが殺到するのではと思っていましたが、少々空きがあるとか・・・。親子で、自然のなかで泥にまみれ、ザリガニやカエルなどと遊べるいい機会なので、満員にならないのはもったいない・・・。