毎年、共産党市議団は5月3日に「憲法記念日 宣伝行動」を行っています。今年も、地域の共産党とともに宣伝カーで市内各地をまわり、総勢15人で35ヶ所で語り、車からも「憲法記念日」の意義を訴えました。
日本国憲法の柱
その1つは、国を治める主権は国民にあるという「国民主権」
2つ目は、人間が生まれながらにして持っている、人間らしく生きる権利を永久に保障する「基本的人権の尊重」
3つ目は、世界の平和を永久に守るため、外国との争いが起きても戦争をしないで平和的に解決するという「平和主義」
今も、世界のいたるところで戦争や争いごとが起こり、多くの人々が殺されています。いまや「平和」と「戦争の放棄」への希求は、人類の叫びとなっています。
北海道新聞では、今日を「日本国憲法の理念を確認し、いまの政治が憲法の目指す方向に合致しているのかを点検する絶好の機会」としています。
朝日新聞では、全国世論調査を実施し、戦争放棄と戦力をもたないと定めた憲法9条は「変えない方がよい」は67%で、「変えた方がよい」の24%を大きく上回ったと報じています。
「これからの日本の平和や東アジアの安定」に9条が「役立つ」と考える人は70%にのぼり、そうした評価が憲法9条を守ろうという世論につながっているとも・・。
日本の平和や東アジアの安定に9条がどの程度役立つと思うかを聞くと、「大いに役立つ」と「ある程度役立つ」とで70%。否定的な見方では「あまり役立たない」19%、「まったく役立たない」3%と少なかった。「役立つ」という人は若い年代ほど多いと報じていました。
先日、生涯を「平和」のために尽力され、「9条の会」を立ち上げた1人である井上ひさしさんが亡くなられました。2004年6月に、9人の文化人や著名人等が立ち上げた「9条の会」は、いま全国に根を下ろし、7000以上の組織ができているといいます。
私たちは、井上ひさしさんの思いを引き継ぎ、未来ある若者や子どもたちが、二度と戦争の犠牲にならないためにいまこそ、全力を尽くすときではないでしょうか。
多くの若者が、憲法9条は大切だ、平和に役立つと答えているのです。私たち大人が、この声に正面から受けてたち、日本の人たちに、世界の国々に呼びかけ、一刻も早く戦争のない世の中にするために頑張ろうではありませんか。
そして、この日をどう評価し、どう報道しているかマスコミの姿勢をチェックする機会にすることも大切だと思います。
今回の宣伝行動では、各地で通りかかった人たちから、温かい声援をいただきました。