平塚市では、昨年までの18年間 平和意識普及・啓発事業の一環として「市民広島派遣」が行われていました。毎年、8月5・6・7日の2泊3日で行われ、あの広島の「平和式典」にも出席し、それぞれの参加者が平和について多くのことを学んできました。
ところが、昨年の「仕事の点検作業」で「事業の見直し」を求められ、市は「広島派遣」を取りやめました。
これによって使わなくなった予算は87万円。参加する市民が1人1万1千円負担していたので、この事業自体が大きな金額を使っていたわけではありません。この事業で市民の平和への思いが大きく築かれ、友達に家族に伝えていくことを考えると80万円余の費用対効果は計り知れません。点検作業のメンバーが求めた「見直し」とは、広島派遣を取りやめさせることだったのかも疑問です。
また、点検作業では「参加者が非常に少ない」としていますが、応募は定員の数倍にもなっているのに、市が参加枠を10組より増やさなかったことが原因です。
「あんないい事業を何でなくすんですか?」
市民から、「あんないい事業を何でなくすんですか?」という意見をいただきました。議員として、平和啓発活動にはしっかりと取り組んで行こうとしていたにも係らず、いたらなかったと反省しています。このご意見を受け、藤沢市の議員に問い合わせたら、藤沢市では子どもたちを対象に長崎派遣を実施しているとのことでした。
平和意識普及・啓発事業は、戦争の悲惨さを知り、二度と戦争の惨禍に会わないよう、常に平和について意識していくにはどういう事業が有効かをみんなで声を出し合い、「点検作業」のメンバーもいっている「底辺からの活動を活発に」していかなくてはいけないと痛感しています。
詳しくは、議員団ニュースをご覧ください。
木々の芽吹きが始まりました。