今年で5年目となる「米づくり体験隊」は、花菜ガーデン周辺の農業体験ゾーン「ひらつか花アグリ」が始まるまでの「アドバルーン」的な事業として行われてきました。いよいよ来年の3月開園ですから、そういう意味では、最後の収穫の秋を迎えたわけです。
しかし、「花アグリ」として、これからも地元の米づくり指導者「ハッパ会」が継続して行くことになっていますし、参加者も「来年も!」という人は多い。そのため、新たに参加者が増えれば、田んぼも増やそうという計画です。
今年は19家族、61人の参加だったといいます。さあ、来年はどれだけの人たちが加わってくれるか楽しみです。リピーターが多くなった今年、気付いたことは「落ち穂」が減ったことでした。最初のころは、切り方が慣れていないせいか、田んぼのいたるところに大事な穂がちぎれておちていたのです。
田植えのときにも、慣れた子供たちが苗を植えるのが早くて、植える場所を設定する「ひも」の置き方が「遅い!」と苦情が出て苦笑したことを思い出します。こうして、子供たちが「立派な農業者」に育っていくのは嬉しいものですね。そんなわけで、今年は稲刈りも早く終わったので、米を乾燥機に入れるところも見学しました。
さらに、いも掘りもできて、子どもたちは大きなサツマイモをいかにうまく掘りだすか、真剣に挑戦。こうしておまけつきの稲刈りが終わりました。
田んぼのそばには、地元産野菜の直売所の建物も着々と建設中です。「思ったよりモダンな形だね。」とは参加した人の声。