27日午後1時半から、「日本共産党演説会」が伊勢原市民文化会館で行われました。大門みきし参議院議員の話がとてもよかった!
みんな「今度の選挙は頑張ろう!」と心から元気が湧いてきた演説会でした。
司会は、伊勢原市議の小林さんと平塚市議の渡辺さん。
まずはじめに、松平晃さんのトランペット。「ケサラ」「千の風になって」など、みんなの心にしみる曲が演奏されました。今年の「平和行進」には県内を7日間、トランペットを演奏しながら行進したという平和のトランペット奏者。
共産党県央地区委員長の挨拶に始まり、派遣切りにあった青年の訴え。この春、平塚市内の会社から一方的に解雇され、不当な派遣切りを許さないと、組合に入り、今裁判で闘っている釜倉猛さん。
西脇たくや衆議院15区予定候補。福祉(後期高齢者医療や生活保護の母子加算を削減する政府のやりかた)、教育費(大学進学にかかる金額のひどさ)、平和について(反核平和の運動)を語りました。
はたの君枝衆議院比例代表予定候補の訴え。
1つは雇用の問題、5月15日に画期的な裁判の判決が下りた。いすゞ自動車による「大企業の非正規切りは法律違反」だという判決。このきっかけは神奈川から始まったということ。
いすゞが年末に1400人の非正規雇用を打ち切るというニュースに志位委員長・小池晃政策委員長と畑野さんがいすゞ本社に交渉に行った時のこと。志位委員長は怒鳴ったり、机をたたいたりしない・・と笑わせます。
丁寧に質問する中で、1400人中ほとんどが契約途中での首切りであることを聞き出し、労働契約法違反であることを話したといいます。
こうした法律すら企業間で徹底されていないのが実態です。いすゞは、指摘を受けて、年内で首切りするところを、契約の期間まで寮にいられる手だてを取り、年の瀬に大量のホームレスを出さないですんだ。しかし、まだまだ闘いは続いている、正社員にする闘いだといいます。いま、非正規社員蔓延の法律をやめさせ、ルールある経済社会を取り戻す闘いを畑野さんは先頭になって頑張っています。
もう一つは平和の問題。オバマ大統領が「核兵器廃絶」を訴えたことを評価し志位委員長が手紙を出した。このことは本来日本の総理大臣がするべきことだという声も出ていると語りました。
元自民党小渕内閣の官房長官だった野中広務氏が「今の日本はおかしくなっている。宿敵だった赤旗に私が出るのも時代の流れ」といってしんぶん赤旗で日本の政治の危機、平和の危機を語っていることを報告しました。そしてまずは「憲法9条」を守ろうと語っていることを。
その後大門みきし参議院議員が1時間話されました。何と言っても「お笑い政治漫談」かと思うほど、笑いながら聞ける経済問題でした。「楽しい楽しい総選挙がやってきました」とのっけから笑わせる。
「以前参議院では、みきちゃん・君ちゃんと言った仲だった畑野君枝さんを何としても国会に戻してほしい」「今の自公政権はすでに行き詰まりに来ている。早急に自民党政権を終わらせなくてはならないが、ただ終わらせればいいのではない。共産党が伸びないと今の政治は何ら変わらない。元の黙阿弥どころかもっと悪い状況になってしまう。」
「民主党は派遣問題の抜本改正に反対している。なぜかというと民主党の支持基盤である連合の組合の考えは、派遣社員がいることで自分たち正規社員の身分が守れる、雇用の調整弁となっているからだ」と指摘しました。
後期高齢者医療は経団連が持ち出したもの。だから自民党も民主党も賛成してできた制度。自民党から民主党に代わっても、後期高齢者医療制度そのものは変わっても、高齢者を別の医療にするという点では変わらない、経団連から言われているからだ。」と。
本来世界中の国民たちに賃金として、または銀行などの利子として回らなくてはならなかったお金を回さずに新自由主義政策で一部の大企業や大金持ちに吸い上げられた。そうして集めたお金は200兆ドル(日本円で2ケイ円)になるという。
これを投機マネーに回し、マネーゲームで破たんした。こうした投機マネーを規制するようずっと共産党は指摘してきた。それがようやく常識になってきた。共産党の言うことが当たり前になってきた。今こそ、景気回復に国民には減税するべきだ。アメリカのオバマ大統領も大企業への増税で国民生活を守り、この経済危機を乗りきろうとしている。
ところが、日本政府はエコ車を買ったら減税などと言って15兆円というバラマキをして、あとから消費税を上げて国民から取り戻そうというとんでもないことをやっている。日本政府の国民いじめの政策を変えていかなくてはならないと、強く語りました。
真面目な顔して愉快なことを言って笑わせ、しかし、とってもわかりやすい大門議員の話術にみんな大いに元気が出て、がんばろうと意気が上がりました。