9月議会の会期中だったため、お知らせするのに少々時期を逸してしまったのですが・・・。毎年「新春の集い」や「敬老祝賀会」「公民館まつり」などは、金田の文化をご披露する絶好の機会。
そこに参加させていただく私は毎回すばらしいものに触れ、心満たされています。今年も9月15日の「敬老祝賀会」で、主催者・ご来賓の挨拶のあと恒例の「演芸の部」がところ狭しと繰り広げられました。
まず最初は元気いっぱいの「よさこい」踊りから。地域の人が踊っているから見る側も、踊る側も知っている人を探している目。そして互いに確認できると、踊る笑顔がさらに輝きます。
会場にご招待されたのは金田地域の75歳以上の方ばかり。この地域には75歳以上の高齢者は600人強。この日出席したのは240人ほどといいます。
しかし、来賓や主催者、小学生のボランティアなどで、会場は大変にぎやか。準備と出演で大忙しの「婦人部」のフラダンス。
今回は金田保育園の子どもたちも加わって、とてもほほえましいフラダンスとなりました。保育園の園長先生もごいっしょに踊っておられました。曲は「南の島のハメハメハ大王」。
次も、地域の子ども達が演じる可愛い「クッキーズ」のジャズダンス。
公民館で毎週レッスンを重ねている園児から小学生までの「クッキーズ」の皆さんですが、こうしてみると小学生の高学年は、大人っぽくてびっくりです。
そのあと舞台いっぱいに上がったのは地元「金旭中学校吹奏楽部」の皆さんでした。顧問の水木先生が指揮をされ、生徒さんが次々と曲の紹介をしながらマーチやディズニーのメロディを演奏してくださいました。高齢者でも知っている曲をと「津軽海峡冬景色」も演奏して、みなさん大喜び。
ご高齢でもあり、そのときの気分では、席を立ってお帰りになる方も居られます。でも、中学校の吹奏楽部が来てくれ、知っている曲を演奏してもらっているせいか今年は帰られる人が少ないなと内心感じていました。
いよいよ閉会となり、閉会の挨拶も終わり、みんなぞろぞろと立ち始めても、吹奏楽部の皆さんが舞台を動かないので不思議に思っていたら、皆さんが帰る後ろから、美空ひばりさんの「川の流れのように」を演奏し始めたのです。
そのタイミングと選曲のすばらしさに、みんな心にグッと来てしまいました。高齢者の方々も帰る足を止めて立ち止まって聞き入り、最後には、閉会のときよりも大きな拍手が沸き起こりました。
帰る道々、参加した高齢者の皆さんが話しているのは「今日は最高だった!良かったねぇ!」と、どのグループのところに行ってもその言葉。本当にすばらしい敬老祝賀会でした。