21日は、議員団3人で平塚にある県立の看護専門学校に伺い、お話しを伺ってきました。
諏訪町にあるこの看護学校は、昭和47年に開校し、毎年80人の学生が入学し3年間専門の課程を学んでいます。卒業生の約9割は県内の病院・医療施設等に看護師として就職しているという、大変重要な役割を担っています。
平塚市民病院、平塚共済病院などにも多くの卒業生を送り出しています。S47年に建設された建物と、平成7年に建設された新しい建物があり、学生はみんな新館の方で学んでいました。古い施設の建て替えも望んでいるが、なかなか目途は付いていないとのことでした。
新館のロビーには「ナイチンゲール」の像が。
80人が講義を受けられる講堂。
高齢者、若者、女性、男性・・・色んな人形が置かれていて、実習に使われています。
この半身の人形は、脈を測る器械。コンピューターで病気ごとの脈拍に変わる機能があり、高額なものだとの説明
腕に注射をする練習器。血管や神経を避けて注射をするためのもの。
生まれて間もない赤ちゃんの人形もずらりと・・。顔色の悪い赤ちゃん、健康そのものの赤ちゃんがいました。
約3キロの赤ちゃん人形を抱いてみる渡辺・高山議員。なかなか手つきはいい・・・。
いまは、コンピューター時代。必要不可欠の機器ですが、経費の都合で20台しか用意できていないということでした。
学ぶことが非常に多く、内容も大変高度になっており、充分な機器、充分な教材(資料や本など)が必要ということでした。この日も、夏休みにもかかわらず、多くの学生が血圧測定や、看護のやり方を仲間同士で実習しあい、教師の方々も、学生たちの傍らで指導に当たっておられました。
お話をと思っていましたが、館内を見せていただき、看護師の資格をとる大変さに加え、命を預かる働く現場のたいへんさ・大切さを改めて思い知った次第です。