5月1日、第90回平塚地域中央メーデーが行なわれました。メーデーのきっかけは、1886年5月1日にアメリカで8時間労働制を要求し統一ストライキを行ったのがはじまりだといいます。
1日12時間から14時間働くのが当たり前だった当時、労働者は「8時間労働」の要求を掲げて闘い、日本でもその闘いの中から20世紀後半には多くの働く者の権利を勝ち取ってきました。
しかし、その後、企業側に阿る労働組合による組織の弱体化によって、長い歴史と闘いの中で勝ち取った「自分たちの生活を守る権利」を自ら投げ出し、12時間・14時間どころか「過労死」を世界に通じる言葉にしたのが日本であり、年々メーデーが形骸化してきていることを痛感します。
でも、そんな中で「8時間働けば、普通に暮らせる社会」をめざし、本来の労働者の権利・要求を掲げて集まった「平塚地域中央メーデー」が90回目を迎えました。労働者の権利を守るため、ゆるぎない運動が続いていることをもっともっと伝えたい!
各団体のプラカードや作品が展示され、賞を獲得!