昨日は私の質問日でした。湘南海岸公園龍城ヶ丘ゾーンの整備計画について。「環境保全を考える議員有志の会」として、平塚市が行なった「市民意見募集」は、一部の組織的なやらせがあったと推測できることから記者会見を行っています。市長に、問題になった「FAX」をご覧になったかという質問にも答えない。事業者選定委員会に市長の後援会長が任命されていたことに対し、任命責任は当然市長ですから「市長はご自身の後援会長であることを知っていたか」ということにも答えず、全て担当部長に答えさせる。地元自治会長が面会を求めても会わない。それは、なぜかと問うと、担当部長が答弁し「個別案件には(担当部局が対応するため)市長は会わない」ことになっているというのです。
地元の自治会長が、地元の開発に対し面会して話したいというのに、かたくなに会おうとしない。議会においてもこの問題に関して懸念の声、見直しを求める声には一切答えない。
「議会で決まったこと」の一点で、地域の方には「ぜひとも施行させてくださいということしかないから、私は出ていかない。」という。事業に対しては、様々な意見があるからこそ、市長は、住民の中に入り、しっかりと説明責任を果たすべきです。
なぜそれができないか、最初から住民の反対の声を抜きにしてことを進めてきたからです。「サイレントマジョリティ」の言葉を引用し、黙っている人の多くは賛成しているんだ。声を出している人は少数だと・・。
「松林を切らないで」と願う市民団体の署名8,086筆、龍城ケ丘自治会からも同様の署名が462筆、さらに桃浜町自治会からも「龍城ヶ丘自治会の樹林帯伐採計画見直しの署名を支持する」とした「決議書」、「ネットによる意見募集はやめて!」のFAX に寄せられた88名の声、「市長への手紙」に託された意見、FAQ(ネットによる市長への手紙)に寄せられた懸念や見直しを求める声・・・。これだけの声が寄せられているのに、耳を傾けることもしない。
選定委員会の議事録を見ると、ある選定委員が「地元の人が言ってきたことに対して、ダメなものはダメとはっきり言った方が良い。あまり意見ばかりを聞いていると、市はすべて聞いてくれると、そういう考え方が出てくる」といっています。こうした取り巻きによって強引に進められている事業であるといえます。
公園整備に賛成という人の中にも「市長の態度はおかしい。どんどん市民の声を聞かずに進めることが多くなった。」という声も聴きます。市長は、しっかり住民の前に顔を出して、説明すべきです。