今日、ツインシティ大神地区まちびらき記念式典が行われました。事業施工期間は平成27年8月から15年間。その丁度半分が経過したこの段階で「まちびらき」を開催したことになります。大手の物流倉庫群の土地活用で、早期に保留地処分が進んだと報告されていました。
総事業費219億円のうち、平塚市の負担は31億円、国県が49億円(国県市合計80億円)。しかし、この令和4年度末でこの総事業費の94%執行したことになるといいます。倉庫群と大規模店舗の形ができただけで総事業費のほとんど使っちゃって、今後3300人の人口を確保する住宅地を建設しなくてはなりません。大丈夫なの?
6000人の従業員人口を目指しているといいますが、約6つの大型倉庫が開業にこぎつけましたが、従業員は今のところ900人。大型店舗に期待するといいますが、人口減少社会のこれからの経済運営は過去のような期待はできません。
大風呂敷を広げず、土地区画整理事業を無事に終えたら良しとすべき。JR東海は、今もなお「リニア中央新幹線が開業し、東海道新幹線のダイヤに余裕が出たら新駅設置の余地が高まる」と、相変わらず新駅設置には消極的です。
今日の「まちびらき」を契機に、40年以上前に夢みた「新幹線新駅設置」が今本当に必要なのか!?
そこをみんなで考えるきっかけになればと思います。今、コロナで仕事がない、物価が上がって生きていくことも困難‥。地球温暖化、気候変動、こんな社会情勢の中、自然を壊して新たな街づくりにお金をかけている場合ではありません。
自然を守り、人を最優先に考える仕組みに変えていきたいと、つくづく思います。