松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル • 議会の取り組み

遅れて開催した3月議会最終日

2023年3月23日

昨日の議会最終日、9時からの議運の中で、議会最終の態度表明に一部の議員から異議が出され、午前10時からの本会議がストップする羽目に。議長・副議長、議運の委員長らと一部議員との協議が行われ、ようやく午後1時から議運が再開され、本人の納得のもと、本会議は1時20分から始まるというハプニングがありました。

平塚市議会は、会派を名乗っている場合には、会派の態度は1つであり、その会派内の態度表明に異を唱える議員は退席となるのが習わしです。ところが「今期最後の議会なのだから、会派で意見が分かれても1人1人が『賛成』『反対』の意見表明をさせろ」というもの。

議会によって色々なやり方があるが、平塚市議会はそういう申し合わせでやってきたもの。それに意義があるなら当初から問題提起してくればよかったのですが、今回が最後の議会なんだから、会派内の意見が違っても、全員が意思表示できるようにしろというのはあまりに唐突であり、滑稽にさえ思える事態でした。

 テレビ中継を待っていた人たちから「何やってんだ」「何があったんだ?」という声も・・。

午後からの本会議では、わが議員団は、25議案のうち、情報公開条例の一部改正、国民健康保険税条例の一部改正・それに伴う国保事業特別会計予算、競輪事業会計予算(※)、一般会計予算の5議案に反対し、討論を行いました(※は討論なし)。

一般会計に反対した理由の概要を掲載します。

1.マイナンバー推進事業について。

これまで、国は「マイナ保険証」の義務化を言い出し、期限を切って国民をせき立て、さらに最大2万円分のマイナポイントで国民の気をそそり、飴とムチともいえる普及作戦を繰り広げてきたが、「マイナ保険証」の義務化には、医療関係団体からも反対の声が上がっている。最初、マイナンバーカードは任意と言っていたものが途中から義務化され、持たない人にはペナルティを付けると脅してまで進める意味は何なのか。「社会保障」と「税」、「災害対策」の3分野と決められていたものが、次々と紐づけが検討され、行き当たりばったりの政策である上に、「情報漏洩はない」として、情報セキュリティに対する法整備も不十分なまま走り出しているこの制度に対し、不信感をぬぐえない。

2.平塚市の情報公開について

情報公開制度は、国民の「知る権利」を保障し、民主的な行政運営を進める要であることから、情報公開の請求があったら原則公開する義務がある。昨年度、住民から審査請求が出され審査した結果、「非公開情報にあたらない」との裁決が下された。実際に出てきたものは、まったく企業秘密でもノウハウにかかわるようなものではなかった。平塚市は、住民の立場より企業の立場を優先する傾向にありはしないか。「市民の知る権利を尊重し、市政を市民に説明する責務を全うすること」という平塚市情報公開条例を誠実に果たすことを強く求める。

3.湘南海岸公園龍城ヶ丘ゾーン整備・管理運営事業について

令和5年度のこの事業の予算は12万5千円。予算は少なくても来年の3月に向けて、粛々と事業は進められることだろう。市長は、あの海の公園は平塚市にとって必要な事業だと議会でも説明している。ならば、いくつもの自治会が市長に説明を求めているのであれば、率先して、各地で説明会を開いて住民の理解を得る努力をすべきではないか。しかし、市長はこれまで一度も住民と対面して説明を行っていない。住民抜きの事業は自治基本条例に反することから、認めるわけにいかない。

今後、高麗山公園の魅力アップ事業を進めるとしているが、広く市民の声を聴いて進めることを強く求める。以上を述べて反対の討論とする。

写真は、今週の市役所ホールの生け花

IMG_8067


新着記事

  • 過去の記事

  • しんぶん赤旗の申し込みはこちら
  • JCPWEB.JPは、日本共産党の議員・候補者・議員団・地方組織のサイト制作・管理・サポートをしています。ホームページ開設・リニューアル、ブログ制作・運営サポートなど、お気軽にお問い合わせください。

リンク

PAGE TOP