松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル • 議会の取り組み

議員団ニュース1673号です。9月議会での龍城ヶ丘プール跡地問題

2023年10月23日

9月議会での質疑の内容です。

この問題は、平成25年に閉鎖した龍城ヶ丘プール跡地を長年放置していたため、風雨に晒され落書きされるなど平塚海岸の景観を見苦しくしている。ここを何とかきれいな海の景観を楽しめる場所にしようということから始まっています。このプール跡地は平塚市が県から占用許可を取って管理してきた場所ですから、いつまでも放置してきて「見苦しい」との指摘にはしっかり応える責任があります。

プール跡地の整備の話に伴い、樹林帯がうっそうとしていて、薄気味悪いなどの声も出ました。そこは県の管理地です。そうであれば、県にそのことを伝え、しっかり樹林帯の中の整備を頼めばいいこと。ところが、なぜか平塚市はこの樹林帯を何とかしなくてはならないと言い出した。市長も、担当部長も「男の私でも、気持ち悪くて入る気にもなれない」と言い、そこを何とかしなくてはならないと力説するようになったのです。

しかし、樹林帯の件は、県に頼めば済む話である事。そして何より、その樹林帯は、約30年前に海岸一帯に植樹された保安林を補足する形で松や広葉樹が植えられ、海からの強風や台風、高潮などから住民を守る大切な防砂林であり、住民にとって無くてはならないものとなっているのです。

最初に住民に説明した「プール跡地をきれいにすること」にはみんな異議はなかった。ところが、その後すぐに出てきたのがその「人が入るのも怖い」樹林帯を含めた3万㎡の公園計画です。民間に任せるにはある程度広い土地が必要だということから、たまたま過去の経緯によって「保安林指定」していなかった樹林帯をまきこむ計画となったわけです。

しかし、その計画を推進するために、近隣住民の心配・危機感に対する市の対応はひどいものです。「自治基本条例」にある「まちづくりの主体は市民です」、「情報を知る権利、参加をする権利」も無視され、今ある樹林帯の約40%を伐採しても「住民の安全は確保されている」という市の答弁に対し、その内容を市に聞きに行っても「情報公開」で取るように言われ、情報公開を申請したら、随分期間がたってから出てきた資料は全くの黒塗りだったのです。

樹林帯を伐採されることに心配の住民に「安全だ」というなら、その根拠を示すのが市として当然の責務です。情報を知る権利の蹂躙です。

県の管理地まで市が管理すると言い出し、根拠も示さずに海岸林を切っても住民に影響はないと言い切る平塚市の無責任さは、無謀としか言えません。私は、20年間市議をやっていますが、平塚市はこれまでこんなやり方はしてこなかった。この問題には何があるのか、なぜここまで市民を愚弄してまでもやろうとするのか!腑に落ちません。

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