松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル • 議会の取り組み

10号台風の影響がここまで!

2024年9月1日

30日は金曜の早朝駅頭宣伝でした。台風10号の影響で6時半頃から7時頃でしょうか、地面をたたきつけるようなものすごい音と雨。駅北口では、通行中のほとんどのスマホから「緊急通報」のアラームが一斉に鳴り出し、駅前は2~3回、すごい反響音となりました。被害が出ている予感が・・!

8時に終わり、家に帰ろうとしましたが、まったく車が動かない!市内道路にはいくつもアンダーパスがあるので、そこが通れない恐れが・・。とうとう、家に着いたのは10時半。

途中、「山下がひどいことに!」「南原も大変らしい」と電話が入る。しかし、まったく身動き取れません。ようやく帰宅し、あちこちに連絡しているうちにお昼。

さらに、午後は生活相談の予約があり、被災者宅を回ったのは午後3時になってしまいました。

 通報してくださった地域の方と、河内川が溢水した地域を回り、床上浸水、車の浸水の被害の大きさを目の当たりにしました。私たちが行ったときは、水が引き、家に入った水を掃き出したり、泥の除去をしている最中。高さは70~80センチ(それ以上のところも!)まで来ていたと思われます。

保育園の職員さんは、園児は休園となっていましたが、総出で室内からバケツで何度も満杯の水を捨てに!お医者さんも床上浸水で、大掃除に大わらわ。

あちこちの駐車場には水に浸かり動かなくなった車が何十台とあり、レッカー車の手配が追い付きません。レッカー待ちの方々に、被害の状況を聞き込む報道陣。状況を見て回るNHKの腕章をつけた方々。

 ふと、駐車場の周りの柵に「異常な光景」が。何かのおまじないのように石が置かれているのです。そう!その高さ以上に水が来て、引いたときに浮いていた石が柵の上に残ったのです。

用水路のグレッチングには、どこもかしこも小石の山。

 私は、床下浸水の方には「市に連絡を入れてください。消毒の手配をしてくれます」と、床上浸水の方には「わずかですが見舞金が出ます。床下の消毒もありますので、市に連絡してください」といって回ると、多くの方が「どこに何を連絡していいのかわからなかった。助かった。」と。

あるお宅では、室外機の上の箱を指さして、この箱がプカプカと水に浮いてどこかに行きそうになって、水の中に入って慌てて捕まえたんだと。

あるお宅では、家の玄関に置いていた自転車が水に浸かったときの写真をスマホから見せてくれました。

あるお宅の方は、「川からどんどん水が来て、私は慌てて家に戻ろうとしたのに、流れに足を取られて水の中に倒れ、首まで水に浸かってしまったのよ!」と。

明日も各地を回ろうと思います。

石の高さを見れば、どの車も車内まで水が入ったことが分かります。次々とレッカー車で運ばれて行きました。

ある保育園では。

いつも台風の時期には、周りに土嚢を置いている保育園。「今回土嚢が見えませんが‥。」と伺うと、下のように「60センチまで水が来ても大丈夫のように、周り全体を囲う設備を付けた」とのこと。

今回、保育園の壁にある水が来た線を測ると約80センチ近くありました。(左端にメジャーが見えます)前回の被災を教訓に設置したはずが、今回の水害はさらにそれを上回っていたのです。


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