松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

歴史教育の大切さ

2014年8月14日

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戦争を「二度と繰り返さない」ということは、小さい時からの教育がいかに大切か、ここに尽きると思います。ところが、日本の教育は戦国時代の人物や家系を一生懸命覚えさせて、明治以降の歴史をうやむやにしたまま 約70年来てしまいました。肝心な日本が起こした戦争については全く触れない教育で、私たちはおじいちゃん、おばあちゃんになってしまった。6歳から学校に行った戦後の生徒・・75歳以下は皆、昭和時代の歴史を学ばないまま3学期を終えてしまった(終わらせられた)のです。

 その間に先生が授業時間をやりくりして戦争の悲惨さを教えてくれたり、激しい空襲を受けた方々が語り継いできたところは辛うじて「戦争の悲惨さ」「日本が犯した過ち」を知ってきたでしょう。しかし、同じ日本に生まれ、同じ世代でも、歴史観が違う日本人になってしまった(させられた)のです。

 ある企業でドイツの人と一緒に働いていた人が、ドイツの歴史教育についてきいたら、ナチを繰り返さないために、ある学年になると全員に副読本のような教科書でしっかり教え、歴史教育に力を注いでいるとのこと。日本とは大違いです。
 過去の戦争を語り継ぎ、繰り返さないためには、学校で教育として教え、1人1人が戦争とはどんなに悲惨で苦しいことか、悲しいことかを想像することだと思います。

 「花子とアン」でいつも言っている「想像の翼を広げ・・」は、これからの世代にとって、とても重要な言葉だと思っています。ところが、今日本はその大切な教育、特に歴史教育がさらに危ない時を迎えています。


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