昨日夜中にテレビをつけたら、再放送だったようですが、坂本冬美さんが母校の小学校に行って後輩に授業を教えるという「課外授業 ようこそ先輩」をやっていたので見ていました。
幼い頃から歌が好きだった坂本冬美さんは、5歳の時から「大きくなったら歌手になる」と周りに言っていたといいます。その後もずっと歌手になることを夢みて、とうとう19歳のとき歌手としてデビューを果たしました。
坂本冬美さんは、後輩たちに「夢はただ見るためにあるのではなく、かなえるためにあるんだ」ということを真剣に言っていたことがとても印象的でした。
授業で、「みんなは何になりたいのか、それを実現するには何歳までにどういう目標を持って進むのかを人生のグラフにしてみて下さい」という課題を出しました。
まだ何になりたいかなんて真剣に考えていなかった小学6年生には少々きびしいかな・・?なんて感じながら見ていました。わからなくて泣き出す子もいた・・。
しかし、最後にはそれぞれが考えて目標をグラフにして発表していました。これは、まだ小学6年生という年齢の中で考えたものであり、夢はいかようにも変化していくものであり、それも成長の過程だと思います。
しかし、坂本冬美さんは5歳から夢は一筋。そのためにだったらどんな苦労もいとわなかった。そして今、夢がかなった坂本さんにとって、こうした努力は必ず報われるという信念になっているのです。
そうしたら今日、2011年春から国際宇宙ステーションに長期滞在することが決まった古川聡宇宙飛行士(44)の記者会見をテレビで見ました。
そこでも、古川さんが自分の夢について語っていました。「自分には無理・・と思ったら、それ以上夢に近づけない。なりたいと思ったらとことん努力すること」という内容でした。
私達は、今の政治に不満をいっぱい持って何とかしたいと願っているのに、なかなか進まない・・と思ってしまいます。
しかし、今年の派遣村のような事態になって「企業は人間を何だと思っているのか!」という怒り、真剣に社会を変えたいという力が「本気」になったとき、本当に世の中変わるんだと、いま予感しています。