5日は定例の駅頭宣伝。この日は午後の温かい時間に!\(^o^)/
この日は、国連PKO幹部として東ティモールなど世界各地で武装解除などに携わった、伊勢崎賢治氏(東京外語大教授)の話を例に、争い事や戦争は、やられたらやり返す、憎しみがさらに憎しみを産む「報復の連鎖」であり、政府が言っているように「危険だったら退去する」というようなものではないこと、70数年前、それをいやというほど体験し、二度と戦争に手を出してはならないと反省したのではなかったかと、マイクを通じて話させていただきました。
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伊勢崎賢治氏の証言を紹介します。「しんぶん赤旗5日付け」
インドネシアから独立した東ティモールの暫定知事を務めて、PKF(平和維持軍)を統括していたとき、反独立派の住民によってPKFの一員であるニュージーランド軍の兵士が殺されました。彼は首が掻(か)き切られて耳がそぎ落とされた遺体で見つかりました。
その時、僕らは復讐(ふくしゅう)に駆られてしまった。僕は武器使用基準を緩めました。敵を目視したら警告なしで発砲していいと。法の裁きを受けさせるために犯人を拘束するという警察行動ではありません。敵のせん滅が目的です。現場はどんどん「復讐戦」の様相を呈してきました。
結果、全軍、武装ヘリまで動員して追い詰めていったのです。民家などしらみつぶしにして、十数名の敵を皆殺しにした。全員射殺したので、そのなかに民間人がいたかどうかは分かりません。