今日、2日間にわたった環境厚生常任委員会が終わりました。
議会質問が終わって間もないうちに委員会が開催されるため準備に追われ、日ごろの蓄積の大切さを (-_-メ) もろに浴びながらの予算審議でした。
でも、これまで議会や委員会で取り上げてきたことが、新年度予算に盛り込まれているのを見るのは、何よりの喜びです。そして、そのことを喜んでくれる人たちがいるということが大きな励みです。
しかし思うようにいかず、困っている市民の顔を思い浮かべながら、悔しい思いも何度もします。それが次へのステップにもなるのですが・・。
新年度から始まる「喜ばしい施策」
●小児医療費の無料化が中学3年生まで。(こども家庭課)
●14回の妊婦健診の助成額もこれまでより1万4000円アップ。(健康課)
●新年度から育休退園なしに。(こども家庭課)
●生活保護の「勤労控除」の見直し。(生活福祉課)
●特養ホームが真田地域と東八幡地域に新設。(高齢福祉課)
●高等技能訓練促進費が増額に。(こども家庭課)
●社会福祉協議会のしおりを新入学説明会で配布。(福祉政策課)
●生活困窮世帯の生徒への学習支援の対象者広げる。(生活福祉課)
●市民病院への一般会計繰入金を増額。(財政課)
「高等技能訓練促進費」とは
ひとり親の方が看護師や保育士、介護福祉士などの資格を取って生活基盤をつくるための「高等技能訓練促進費」が3年間補助があったのに、2年に短縮されたため、3年間の看護学校に行っても1年間は自分で費用を工面しなくてはならなくなりました。子供を保育園や学校に通わせながら、母が学校に通うのに、そんなお金などありません。このことを訴えたところ、国のほうにも多くの意見が行ったようで、改善され、3年間の補助に戻りました。さらに、調理師免許を取るための短期補助も開始することになったといいます。
社会福祉協議会のしおり配布とは
「入学の制服を買うのが大変」という声を聴きました。就学援助からは制服代は出るけれど、申請してから数か月かかります。しかも入学前に制服を用意しなくてはならないのに、入学前には就学援助を活用できないため、社会福祉協議会の「貸付制度」を利用して、就学援助のお金が入ったら返せるようにしてほしいと提案。平塚市の福祉総務課は、小中学校の新入学説明会に、就学援助制度のお知らせとともに、社会福祉協議会のしおりを配布することを快諾してくれました。
学習支援
生活保護世帯や生活困窮世帯の中学3年生を対象に高校へ行くための学習支援をしている制度。「高校に行くためにはもっと早くに始めないと」ということから、新年度は対象を広げ、2年生からを対象とするとのこと。
市民病院への繰り入れ
平塚市民病院は、耐震不足と診断された南棟を改築しています。しかも、新しい耐震基準で建設された北棟まで手を入れなくてはならなくなり、「建設支援」として一般会計繰入金の増額は、設置者である市として当然の役目であると思います。