いま、平塚市美術館では「萬鉄五郎×岸田劉生 その仲間たち」の企画展が開催されています。(4月16日~6月12日まで)
そして、26日から5月1日まで平塚市美術館の市民ギャラリーで「リン版画工房展」が開催されています。もう16回目とのこと。同郷の相澤豊治氏の作品が展示されているとお聞きし、「これは見なくては!」と出かけてきました。
相澤氏は、1942年新潟県松之山町に生まれました。絵画に優れ中学校の美術教師の奨励で町費で東京芸大や武蔵野芸大、一水会展(都美術館)などを見学てしきたといいます。しかし、中学卒業後、集団就職で平塚の会社に就職。働きながらも絵を描き続け、22歳で現代美術家協会展(東京都美術館)に初入選。その後平塚商業高校定時制に通います。29歳で第一回の個展を平塚市内にあった画廊「フクスケ」で開催されました。この時の作品は木版画展。
その後、絵画で多くの作品が院展に入選していますが、相澤氏の最初の個展が木版画だったとは・・。昨年から「リン版画工房」に入れていただいたと仰っていましたが、もともと版画をやっておられたということも、今回改めて知りました。
ギャラリーには、工房の方々の素晴らしい作品が並んでいました。「これも版画?」と思える作品も!
岸田劉生と萬鉄五郎の作品と共に版画作品展も楽しめて、平塚市美術館、今いい時です。
相澤氏のお許しをいただき、作品をアップさせていただきます。
相澤豊治さんと作品の前で・・。