(ゆうかり保育園の作品展から)
今朝、早朝のラジオニュースから。
昨年1年間に、国民健康保険の保険料を滞納して無保険になってしまったり、医療費が支払えずに病院に行けず、治療が遅れたことにより死亡したとみられる人が全国で67人にのぼったという調査結果が報告されていました。この調査は、民医連(全日本民主医療機関連合会)が行ったもので、死亡の報告は22の都道府県からあったといいます。
国も自治体も、「保険料の滞納」に対し厳しい取り立てや、「10割負担」という制裁ばかりを強調するのでなく、「お金がない時でも病院にかかれます。まずは病院に行くように。」という指導をすべきではないでしょうか。
(ゆうかり保育園の作品展から。)
そして、国民健康保険をはじめとする日本の「国民皆保険」制度が崩壊したら、こんなことは「ざら」になることは目に見えています。TPP参加は、はじめはアメリカも目をつむっていても、数年のうちに「国民皆保険制度」の解体となることを意味しており、このニュースを聞いてゾッとしました。
「リストラ」「非正規労働」「退職金もない」「年金も払えない」・・・こうした事態が起きている原因は、企業と政府にあります。人間を大切にする「当たり前の企業ルール」を守らせる国の姿勢、それを求める国民の強い声がなぜ今の日本に起こらないのか・・・。今が頑張り時だと思います。
(先日地域の懇親会で伺った和室に飾られていたお内裏様。)