16日(昨日)夕方6時半から厚木市文化会館で、「JAあつぎTPPを考える学習会」があり、参加してきました。
初めに主催者の挨拶のあと、JAあつぎの農政対策委員会からこれまで取り組んできたTPP交渉参加反対の運動経過が報告されました。
この間の「TPP交渉参加反対」署名運動では、JAあつぎで10,394名、神奈川県全体では27万人、全国で1,166万人もの署名が集まり、全国農協中央会を通じて衆議院議長あてに提出したとのことでした。
報告のあと学習会。講師は東大大学院教授 鈴木宣弘氏でした。
鈴木教授は、国会では与野党の議員の半数以上が反対し、全国47都道府県のうち、TPPに賛成した知事は6人のみ。反対または慎重にの決議を行った県議会が44、また市町村議会では8割以上に上り、世論調査でも情報が不十分だという声が8割を超えているにもかかわらず、交渉参加の結論ありきで国民の声も議会の決議もまったく聞く耳もたない。まったく民主主義の体をなしていないと強く批判しました。
「TPPへの参加は極めて慎重を要する国家的課題だ」と語り、日本の政府はアメリカの要求に対し「出来ないものはできない」と言うしかない。これ以上国民をだますことは許されないと。時折、政府や各議員の動向にも触れて非常にわかりやすく話されました。
会場には多くの参加者が。その中には、元平塚市職員で、現在厚木市議会議員の渡辺議員の姿もありました。