松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

5月12日付けの東京新聞

2016年5月14日

オバマ氏の広島訪問「多くの被爆者の望み」 県原爆被災者の会会長・中村さんに聞く

※中村さんは平塚市在住。是非この記事を読んでいただきたいと思います。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201605/CK2016051202000184.html

オバマ米大統領の広島訪問が決まり、県内の被爆者らも動向を注目している。十三歳のとき広島で被爆した県原爆被災者の会会長、中村雄子さん(84)=平塚市=は「被爆者の多くが望んでいたことで良かった」と歓迎しつつ、「原爆被害者のほとんどは一般市民。多くの罪のない市民を苦しめたことを謝罪してほしい」と注文を付けた。 (加藤益丈)

 原爆投下時、広島市中心部の女学校の二年生だった中村さんは、学徒動員のため爆心地から二・八キロ離れた工場にいた。突然「ピカッ」という光とともに爆風で吹き飛ばされ、割れたガラスが体中に突き刺さり血まみれになった。一年生二百二十三人は爆心地の近くにいて、熱線による激しいやけどなどで全員が死亡した。

 「即死を免れた人も体が焼け焦げて黒く、服もない状態で救護所に運ばれ、ほとんどの人がその日に亡くなった。多くの子どもが死んだんです」

 「オバマさんも原爆の被害がどれほど悲惨なものか知っていると思う。原爆は使えない兵器だと分かっているはず」と語る。オバマ氏が二〇〇九年のプラハでの演説で、米大統領として初めて、核兵器を使ったことへの道義的責任を認めたことで、そう感じた。「本当に感激した。核廃絶への決意を感じたし、核廃絶が一歩でも二歩でも進むと思った」

 ただ、その後も核廃絶に近づいているという手応えは感じられない。広島を訪問しても、すぐに核廃絶が進むとは期待していない。それよりも、被爆者に対してどんなメッセージを出すかに注目している。「被爆者に非人道的なことをしたというメッセージを、米国を代表して出してほしい」

 県内の被爆者は昨年三月末現在、広島、長崎、福岡、東京、大阪に次ぐ四千三百七十四人。原爆投下から七十年が過ぎて全国の被爆者の平均年齢は八十歳を超え、広島の景色も大きく様変わりした。

 「昔の面影はすっかりなくなり、きれいになった。ただ、きれいな広島の下には、いまだに行方の知れない多くの被爆者が眠っている。オバマ大統領には、それを忘れず広島を歩いてほしい」

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「核兵器廃絶」を願う市民のたゆまない運動

毎年、8月6日の広島原爆投下、9日の長崎原爆投下の日に行われる平和式典の開催目指して、全国から「核兵器廃絶」と平和を願う「なくそう核兵器・つなごう被爆者の願い 国民平和大行進」が行われています。

東京から広島まで行進する「通し行進者」を先頭に、地域の個人・市民団体が加わって5月6日に東京・夢の島を出発した行進は、その後川崎に入り、神奈川県内を通して行進する「通し行進者」とともに、5月16日には藤沢市・茅ヶ崎市を行進し、その日の夕方平塚市にバトンタッチされます。

そして17日、朝9時に平塚市立中央図書館前の広場に集合し、平塚から二宮に向かって行進が受け継がれていきます。平塚市内までの行進、大磯まで、二宮までと自分の力量に合わせて行進できます。皆さんも、ご一緒に「まずは」短距離でもご一緒に「核兵器のない世界」を目指し歩きませんか?

昨年の様子はこちらから。↓

https://matsumoto-toshiko.jp/archives/8106

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