今日は視覚障害者の有志のみなさんと懇談しました。
これから介護保険に障害者も入ってゆくという話しが出ている中で、不安な思いを皆さんが持っています。
どんどんサービスを事業者にまかせて、行政が手を引く状況に強い不満の声も出ました。応能負担ということで、同じサービスを受けていても隣の人と違う金額を払わなければならない状況は、同じ障害を持った人同士でも気まずい思いがして仲間意識が薄れるという意見も出されました。
「障害者基本法」が改正され、前進部分もありますが、仏作って魂入れずにならないようにしなくてはなりません。
「障害者の優先雇用の施策を講じなければならない」とされているが、マッサージや針灸の試験は一般の人も受ける人が多くなり、自分たちの職場がどんどん狭くなるという危機感も出ています。
今までは、その国家試験も盲学校で行われていましたが、人数が多くなり会場が代わった所も出ています。その件で「盲の人には点字や録音などでお金がかかっているので、それくらい我慢してください。」といわれたそうです。
今回の改正で「何人も、障害者に対して、障害を理由として、不当に差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない。」という項目が添えられました。これも理念だけでなく、しっかりと裁判で争えるような法律をつくることが求められます。
そして今、これは世界の流れになっているということからしても、まだまだ課題がいっぱいです。
今日の懇談会は、未熟な私には大変貴重な機会となり、参加させていただいたことに心から感謝いたします。
また、国会で6年間、私たちの暮らし、教育、平和の問題で並々ならぬ力を発揮してくれているはたの君枝さんも忙しい中 駆けつけてくださり、国会での動きを聞かせていただきました。
平塚の杏雲堂病院存続のため、はたのさんは文部科学省に何度も足を運び、とうとう県にも認めさせることができました。そして鳥インフルエンザ対策でもいち早く対応を迫り、被害農家の救済に力を尽くしました。
これからも、もっともっと働いてもらうために、皆ではたのさんを国会に再び送り出しましょう!!