17日開かれた議会運営委員会でのこと。「常任委員会の活性化」と称して、平塚クラブ、ひらつかなでしこ21、公明党の3会派が少数会派の実質的な発言封じを数の力で決めてしまいました。
常任委員会は4つあり、少数会派は全委員会に委員を配置できません。そのため、傍聴委員として参加し、常任委員の質問が終わった後委員長に申し出て発言する。これは議会として論議を尽くすという平塚市議会の長い間培われてきた制度です。
ところが「発言する場合は事前通告制とし、本会議5日目までに届け出ること」として、発言に制限を加え、さらに2人以下は会派ではないとして公式の場は「無所属」とすることも決めようとしています。
1人1人の議員が議会で責任を持った判断をする上でも論議を尽くすことは当然のこと、また会派を名乗る「表現の自由」という民主主義の原則まで崩されようとしています。
このことを、他市の方々に知らせると、「平塚の議員は何考えてるんだよ!会派名がだめで無所属だなんて、それじゃあ囚人じゃないか、ひどいことを言うもんだ」「笑い種になるよ!!」と非難轟々。
=議会は言論の府といわれるように、議員活動の基本は言論であり、問題は全て言論によって決定されるのが建前である。このため、議会においては、特に言論を尊重し、その自由を保障している。会議原則の第一に「発言自由の原則」が挙げられるのもそのためである。=と謳われているように議員の当然の権利です。
この問題を多くの市民の方々に知っていただくために、さらに訴えてゆきたいと思っています。
そして、5月28日の議会運営委員会では、会派名についても審議が行なわれます。
是非多くの皆さん、傍聴に来て平塚の「常識」が問われる議会運営に注目してください。