松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

共産党議員団で視察に行ってきました

2004年7月21日

共産党議員団で視察に行ってきました。

7月13日新潟市へ「国民健康保険について調査」

国民健康保険の一部負担金の減免・徴収猶予を実施している自治体の実情を視察してきました。新潟市の条例では「この処置を受けようとする世帯主は、その世帯に賦課された国民健康保険料を完納していなければならない」とされているため、なかなか受けたくても受けられない状況があるという事でした。そのため11年度から実施しているが、ようやく2人目が手続きしているところということでした。

生活が困窮すると、ある一定のところからは蟻地獄のようにどうもがいても、這い上がれない状況になると実情を話された人がいます。市民税や、国民健康保険税を払えなくなった・・・そういう人をどう援助してゆくのか、そこが重要なところです。

7月14日長野県諏訪市へ「地産地消の中学校給食」

長野県では、戦後すぐから小学校・中学校とも当然のこととして学校給食が行われてきているところだということでした。

諏訪市の中学校は、市の考えもあり全校で自校式の給食が実施されていて、地域の農家と連携して米も季節の野菜も使っています。また、近くにある諏訪湖はワカサギの宝庫。湖が凍らないうちにとれたワカサギを給食に出すなど、まさに地産地消。

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さらに自慢は、そこで働く管理栄養士でした。その栄養士の松島さんは、案内してくださった教頭先生も一押しのベテラン。さすが、動きが違います。

1週間のメニューは
ご飯食が3回
麺  が1回
パン が1回
なんとご飯が主流の献立です!!

私たちも早速ごちそうになりました。ご飯は、諏訪市産の「ひとめぼれ」。そこにカレー味の小女子のソテーが添えてありました。肉じゃが・ししやもの南蛮漬け・キューリとキャベツの梅かつおあえ・牛乳

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とてもボリュームがあり おなかいっぱい!!これで、1食285円です。これを、調理員さん3人で職員も含めての338食をこなしています。

「今日は何?」と聞いてきた生徒さんに「この諏訪の給食はとてもいいということを聞いて、神奈川県から見せてもらいにきたのよ」というと、「わーい!すげーっ」と手をたたいて喜んでいました。みんなも自慢なんだ!いいものをいいと評価される喜びを見た思いでした。

7月15日滋賀県八日市市「里山保存を視察」

八日市市は、約4万5千人の人口。

家庭の燃料として木を利用することがなくなり、家畜に草を切って食べさせる事がなくなった今、林も森も管理がおろそかになり、荒れ果てた状態になっているところが多くなりました。

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そして、薄暗い森となり、ゴミの不法投棄が目立つようになりました。そんな山を守りたいという人たちの懸命な努力により、平坦な緑の森を残そうと、生態系も調べて市民に呼びかけてゆく中で市も動き出し、里山保全のネットワークができました。

今では中学校が修学旅行に来たり、老人福祉施設の入所者、障害者の方々もよく訪れるようになったといいます。そこで働く生活環境部花と緑の推進室室長の武藤精蔵さんに案内していただきました。

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この方は、植物・自然に非常に詳しく、林の中に太陽の光が程よく入る空間と、それを嫌がる植物や動物のために藪を守ってやったり、またクズややぶ竹など林のなかの環境を変えてしまう雑草だけを取り除き、自然を守ること、この地に昔からあった植物を大切に育て守ることに心を砕いているのです。

市の職員であった武藤さんが、この森を守りたいという思いでボランティアで始めた保全活動。それが今では市の担当職員としてさらに力を発揮しているという、まさに天職。いまではここで蓄えたノウハウを各地の里山保全に役立てたいと意欲満々です。


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