9月2日は「平塚市総合防災訓練」がありました。
相模湾を震源地とする大規模地震が発生し、平塚市は震度6弱。けが人も多数出たという想定で、市内11箇所の小中学校と県立高校に避難するというものでした。
臨時救護所として、総合公園と豊田小学校が設定され、私は豊田小学校に避難しました。
1時半から次々避難してきた人たちは、火災が起きたという想定で、火に見立てた「灯油ポリタンク」にバケツやビニール袋に水を入れて投げつけて鎮火させる訓練をやりました。
その後は、「けが人」を担架で運ぶ訓練です。
担架も今回の訓練のために買ったばかり。「このひもは何のひもだ?」と、その場で皆で考える・・。「ああ、こうするんだ!」と、皆で納得。
救護所に運び込まれ、手当てを受けます。足を怪我したという想定のこの方、すっかりけが人に成り切っているのがなかなかよかった。
避難した近隣の住民はいったん体育館に集まり、役員から説明を受け、その後それぞれの役割分担にそって行動を開始しました。
仮設トイレを作る人、プールの水を浄化する人、炊き出しの準備をする人、三角巾で応急措置を訓練する人、女性防災班(平塚パワーズ)も参加され、本格的な実技を行いました。
私たちは仮設トイレを組み立てる作業。しかし、初めてのこと。「組み立ての図」を見ながら、みんなで、悩み悩み作り上げました。
ようやく苦労してできあがった「仮設トイレ」だもの、やはり使い心地も確認です。
ないに越したことはありませんが、「今度はちゃんと作れるぞ!」と、皆さん自信が持てたようです。
後片付けを終え、給食班の作ってくれたおにぎりと、非常食のシチューをいただきました。食生活改善推進団体と自衛隊が炊いたご飯で、給食班がおにぎりにしてくれたものです。
シチューも、最初のほうが水分が多かったということでした。私たちは最後のほうなのでおいしくいただきましたが、それぞれの部署でご苦労があったようです。
給水班の作った水も用意されました。
昨年は、家の中から人を搬送するやり方や応急処置の仕方、起震車に乗って揺れの経験などをやりましたが、今年は一歩踏み込んだ訓練となり、とてもよかったと思います。
消防署、警察、郵便局、薬剤師会、自主防災組織、平塚パワーズ、大勢の市の職員や一般住民などがここに集まり、4時まで訓練が行われました。
「いざというときは、誰があの防災倉庫をあけてくれるんですか?」と、素朴な質問もあり、町内の会議の中で、地域の役割をしっかり皆に伝え、いざという時のことが頭で描けるようになることが重要だと思いました。
この日豊田小学校に避難した数は、80数人。市内全体で1,000人が参加したといいます。